松岡圭祐「万能鑑定士Qの事件簿 Ⅸ」(2011)を読む。第8巻まで友人の本棚から借りて読んだ。せっかくなので全巻読むことにした。
自分がこのシリーズの存在を知ったのは綾瀬はるか主演映画だった。この第9巻こそが映画のメインとなったエピソード。ルーブル美術館のモナリザと贋作事件。
今回の万能鑑定士莉子は真贋鑑定能力が絶不調の大スランプに追い込まれる。
映画で見たときは荒唐無稽だと感じたけど、こんな物語を創出する松岡圭祐に感心しかしない。毎回毎回、作風の変化具合に感心。
ルーブルとモナリザ。日本での展覧会での臨時登用学芸員という名誉と報酬。凜田莉子は罠にかかる。小笠原くんも罠にかかる。
外国人が日本人を騙す話は読んでるだけでムカつくw しかも、従来持っていた天才的能力まで衰えさせられる。こんな無益で害しかない講習に参加して無駄に過ごすとか、自分なら怒り心頭。
今回も莉子の活躍はさらに鮮やか。ほぼスーパーヒーロー。これぐらい膨大な知識があって論理的思考もできるような人になりたい。
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