アニメ映画「魔女見習いを探して」(2020 東映)を見る。昨年末にEテレで放送されたものを録画しておいたもので見る。監督は佐藤順一と鎌谷悠。脚本は栗山緑。
1999年から2005年にかけて放映されていた魔法少女アニメ「おジャ魔女どれみ」シリーズの20周年を記念して公開された劇場版。
自分、何も予備知識がないのだが、森川葵、松井玲奈、百田夏菜子といった面々が声優としてがんばった作品なのでチェック。今活躍中の若手女優たちが子供の頃に見たアニメらしい。第75回毎日映画コンクールアニメーション映画賞を受賞しているというので、がんばって見る。
愛知の教育大に通う大学生22歳の長瀬ソラ(森川葵)、貿易商社勤務の帰国子女キャリアウーマン27歳の吉月ミレ(松井玲奈)、広島でお好み焼きバイト20歳川谷レイカ(百田夏菜子)のそれぞれのストレス溜め込む生活。
この3人が偶然に鎌倉の洋館で出会う。これが「おジャ魔女」のオタ活。
3人は「おジャ魔女」ファンという共通点で意気投合。居酒屋で玉を見せ名乗りを上げる。里見八犬伝かよ。
聖地巡礼として飛騨高山・京都・奈良「どれみ」ゆかりの地へ一緒に旅行に行くことにする。
百田が一番個性的な声の演技をしている。松井も声にドスがあって個性的。
このアニメ映画は他のキャストもみんな声優でなく一般俳優。
ここまで見てきてやっと気づいた。この映画は「おジャ魔女」それ自体ではなかった。ポスタービジュアルから想像した内容とまるで違った。
3人は飛騨高山・白川郷へ旅行。新幹線で立ちっぱなしとかリアル。女子だけで高山ラーメンとかリアル。
自分も合掌造り民宿に泊まったことがあるのだが、部屋がこんな感じだったことを思い出した。
レイカは生き別れになった父との想い出をふたりに語る。ミレは3人が持っている魔法玉でレイカが父と再会できるよう願う。
魔法玉が坂道を転がっていく。延々と遥か遠くまで転がっていく。そんなバカな。
そして父との再会。だがそれは病院で。しかも新しい家族がいる。これは再開しないほうがよかったんじゃないのか。
レイカは娘の名乗りを上げるのだが、「人違いでは?」と言われショックを受ける。「魔法なんか使ってみてもいいことなかった!」とレイカは尾道に帰る。楽しい旅行が台無し。そんなヘビーな人生悲喜劇を見たくなかった。
ミレはソラの家で「おジャ魔女」ブルーレイで「喧嘩仲直り回」を観て何かを思い出す。「言っていいことと悪い事がある!」
ミレはレイカに謝るために尾道へ。「来ちゃった」
レイカと関係修復。ミレはレイカのダメ彼氏を別れさせ、絵の修復士になる夢を叶えさせるため上京させて同居開始。
ミレは嫌味課長に辞表を叩きつける。といっても茶碗の中に辞表。
この映画のヒロイン3人とも男がいるのかよ。
そして今度は「おジャ魔女」修学旅行の舞台奈良・京都へ。同じ趣味を持ったもの同士での旅行は楽しいという。しかも新幹線で席が隣のイケメンも「おジャ魔女」ファンだという。
この奈良京都編ではソラが主人公になる。ソラと一人旅イケメンの恋。そして失恋。
酔っ払って夜中語り合って夢をみつける。カフェをやろう!
そんな「おジャ魔女」に何かを教えられたファンによる「おジャ魔女」ファンムービー。
自分としては松井玲奈の演技が面白かった。キャラもエロい感じで良い。
ちなみに自分が「おジャ魔女カーニバル」を知ったのは、欅坂時代の菅井友香が歌ってるのを聴いて。
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