今さらだが岩井俊二監督「花とアリス」(2004)のロケ地を友人と回ってきた。昨年秋、コロナ第5波がだいぶ収まりつつあって街が平穏を取り戻し始めたころ。まだ暖かかったころ。もう半年ぐらい前で忘れかけてたけどネタにする。
もうすでに映画の公開から17年。少なくない映画ロケ地巡礼者がそこを訪れている。出かける場所も思いつかないので友人と一緒にドライブ。
ここは花とアリスが歩いた通学路。もうちょっと右にカメラをパンしたいところだが、この寺尾台団地バス停は始発バス停らしく常にバスが停車してる。
花がセンパイとデートしてるところをアリスに目撃される場所。川崎市麻生区百合ヶ丘のフローラさんだ。事前に予想していた以上に坂が急だ。ちょっと調べてみたら、このお店は50年以上昔からこの場所で洋食レストランを営業してる。すごい。定食ランチをいただいた。美味しかったです。我々が行ったのが日曜正午ごろだった。ひょっとして混んでる時間かな?と思ったのだが、客が我々しか来てなかった。コーヒーお替り無料で1時間ほど滞在してたのだが、我々以外に客が誰一人来てなかった。
コロナ第5波新規感染者数が急減して安心感と解放感が出始めた時期。神奈川県の感染予防ガイドラインをしっかり守って営業していたのに客がいない。これでやっていけるのか心配になる。
窓の下を歩く人々を見てると、まるで「津軽海峡冬景色」に出てくる人々のようだった。急坂を歩く人は前かがみで誰もが無口。
車をとめたのが坂の途中にあるコインパーキングだったのだが、超絶止めにくい場所だった。周囲にはぶつけないよう注意書きだらけだった。
気分が悪くなって倒れた先輩のためにコンビニで買い出ししてきたアリスが雨の中踊ってる変な人を目撃した公園。稲城市向陽台の城山公園の交差点付近。ボール遊びなどしてる家族がいる。都心だと道路に面した場所でボール遊びなどしてると誰かが苦情を言う。多摩地方はまだおおらか。
このシーンの場所を求めてだいぶ探し歩いた。なぜか山を越えてたどりついた。
実はここに来る前に、重要な場面の撮影された住宅地路上に行ったのだが、日曜の朝ふつうにスマホ構えて撮影してたら、その様子を家の中から見ていたおっさんがいて、「何を撮ってるんですか?」と不躾に質問してきた。え、今どきスマホで路上で何かを撮影してるやつがめずらしいの?そんなやつが仮に自分の近所にいたとして、何も気に留めないのに。何を路上で撮ろうがこちらの勝手だし、いい年してそんな不躾な聴き方で質問に答えてもらえると思ってるのか?逆に何か撮られちゃまずいものでもあるのか?借金取りから逃げてるのか?公安にマークされている某国スパイなのか?自意識過剰なのか?
「写真を何に使うのか?」とか質問され不審者を見る眼差しだったので不愉快になり、もう何も撮る気がおきずその場所を立ち去った。
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