西尾維新「掟上今日子の鑑札票」(2021 講談社)を読む。昨年4月に出たシリーズ第13作目。自分がシリーズ全てを読んでいる唯一のラノベ。他に読むべき本が大量に積まれている状態から逃れてひと息つくために手にとった。
今回は大企業の重役がビルの一室で狙撃され重傷を負った事件。いつものように隠館厄介が容疑者になって掟上今日子さんを呼び出す。そして事件現場を調査してると今日子さんまでもが頭を狙撃され重体。頭を銃弾が貫通してるのに生きている!?
そして今日子さんは探偵とミステリーに関する用語だけ記憶を失う?!
隠館くんが過去の事件エピソードを回想したりするのだが、自分はもう前作も前前作もよく覚えていないし思い出せない。1回きりしか読んでないし数年前だし。
厄介は自分が逮捕されたビルを調査するために潜入してると地雷を踏んでしまい足を離せなくなる。日本に地雷があるのか?
しかも都会は5Gがあるのにスマホが圏外。これは電波を妨害する装置が隠されている?
厄介はくどいぐらいに頭を巡らせて何とか今日子さんを現場に呼び出して窮地を脱する。
今度は掟上今日子探偵事務所のビルが戦車で砲撃?!さらに、厄介の自宅アパートにはFBI捜査官が家宅捜索?!掟上今日子さんは退役軍人?!
今回はまた何の悪ふざけだ?という荒唐無稽展開で辟易。作者による反戦メッセージ作?正直これまで読んできた掟上シリーズで一番困惑した。ピンとこなかった。
この第13作を最初に手にとってはいけない。正直要らない。
ひょっとすると今作をもって自分はこのシリーズから離脱するかもしれない。
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