4月期スタートの新ドラマがほとんどすべて撮影が中断し放送できなくなってしまっているのだが、黒島結菜の2020年初ドラマ「行列の女神~らーめん才遊記~」(テレビ東京、月曜10時)は今のところ順調に放送されている。撮影時期が早かったのかもしれない。
ヒロインの名前が汐見ゆとり。マンガ原作ドラマならでは。黒島がまたしてもお調子者おっちょこちょいヒロインで上司から怒鳴られる。
プロデューサーは「アシガール」の黒島を見ていたに違いない。黒島にぴったりな役を用意。黒島はこんなコメディエンヌのスペシャリストになりつつある。
ラーメン店のコンサルティング業を描く、今までありそうでなかった新ジャンルドラマ。
これまで第4話まで放送されているのだが、すべて面白かった。業界の裏側を描くようなドラマ。
伝説のラーメン職人でフードコンサルティング業界の風雲児鈴木京香社長の会社にいきなりやってきて「雇って!」という猪突猛進ガール。
第3話ではゲストに松井玲奈。ライバル企業の若手社員。おっちょこちょい素人新人黒島との、経営が苦しくなったつけ麺屋の再生プロジェクトプレゼン対決。
この松井玲奈が悪松井。顧客がかぶって黒島に「消えろ!」と強要。そんな業界なの?
料理人としても美味しいものを見分ける才能も黒島が上。だが、世間に求められるラーメン店のプロデュース力では松井の地道なマーケティングに敗北。
ただ美味しいものをつくればよいというものではないのが新しい。
松井と黒島、ともに朝ドラ出演歴2回という若手実力派。そして主演の鈴木京香社長も朝ドラ出身女優。近年はテレ東ドラマといっても他局ドラマとキャスティングにおいて遜色ない。
黒島の表情の演技がストーリーと情報を正しくビシッと伝えていて感心しかない。白いシャツ姿が清潔感があって清楚で美しい。
そんな黒島を「昔の自分を見てるようだわ」とイライラする鈴木京香社長。厳しく当たって黒島を手のひらの上で転がす。黒島より一枚も二枚も上手を行く。「あなたの悔しそうな顔を見るとスッキリするわ」「泣くの?」と挑発。
結菜を護りたい。結菜のために死にたい…とすら思うほど愛おしい。
というわけで四月期はこのドラマとつきあっていく。
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