松岡茉優の初主演映画「勝手にふるえてろ」(2017 ホリプロ/ファントム・フィルム)を見る。
綿矢りさの原作本は文庫が出た直後(2010年)に読んだことがある。もう内容をほとんど覚えていない。
2017年になってやっと映画が公開された。監督脚本は「恋するマドリ」の大九明子だ。面白いものになりそうだと期待して見る。
松岡茉優は2008年に「おはガール」として芸能キャリアをスタートさせ、日の出高校では教室でひとりぼっちで過ごし「モーニング娘。オタ」として慰めを見出し、2012年に「桐島、部活やめるってよ」、2013年に「あまちゃん」あたりからバイプレーヤー女優としてブレイクし、ついにというかようやく2017年に映画初主演。
演技も高評価なうえトークもできる。いつのまにかお茶の間のスターへと変貌。役者をやってるすべての人がうらやむような大成功。
中学生のときの同級生をずっと心で想いつづける経理OL。心の声をすべて外に出してしまっているのが可笑しい。周囲のすべての人たちに一途に片想いのイチについて話してるのが可笑しい。なんだこれ?こういう演出なのか、ただ単に変な人なのか?
冒頭の痛いヒロインの独白を困ったように聴く趣里と松岡の演技!石橋杏奈と松岡の会話シーンも素晴らしい!
みんなでお昼寝する職場があるのかよ!通販でアンモナイトの化石を買ってるのかよ!
ツッコミどころが絶えない。
聞いてもいないのに「億動かしてる」「3時間しか寝てない」アピールしてくる渡辺大知(黒猫チェルシー)への嫌悪感!不審の眼差し!テンションだだ下がりの松岡!w
渡辺はエレカシ宮本をモデルにしたのでは?というウザテンション。
学生時代回想シーンは松岡の日の出高時代のクラス内ぼっち経験が活かされてる?
同級生の名前を勝手に借りてSNSに登録エピソードを見て、綿矢りさというペンネーム自体もそれという事実を思い出した。
北村匠海の松岡と目を合わせようとしないモテ男を正しく演じていて感心。同窓会のテンションがおかしい。
開始70分付近でイチが自分の名前すら知らないと知ったヒロイン、突然「絶滅すべきでしょうか?」と唄い始めてミュージカル?笑った。なんだこの映画。
とにかく異常なヘンテコ映画。映画?大九明子にひたすら関心。松岡のイチがそこにいる状況での挙動不審ぶりにもひたすら感心。ブチギレ松岡の狂気にも感心。「ファーーック!」w
いろいろ自分と似てるし、風呂の入り方が自分とまったく同じで笑った。
原作がこんな感じだったとは思えない。たぶんまったく雰囲気が違う。
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