2018年9月16日日曜日

新垣結衣 Cut 2009年9月号「BALLAD 名もなき恋のうた」

新垣結衣の特集ページのある Cut 2009年9月号も買っておいたものがあるので読んで感想を書いてみる。これもだいぶ以前に100円でゲットしたもの。

グラビア6ページ6カット、インタビュー2ページという構成。
フォトグラファーは磯部昭子氏。この人も多くのアーティスト写真を手掛ける。広告、ファッションフォトで活躍中。
インタビュアーはロッキングオンの小柳大輔氏。

「BALLAD 名もなき恋のうた」宣伝期のインタビューがある。この映画は映画ファンをもうならせた名作「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」(2002)
を山﨑貴監督が実写化したもの。新垣結衣は戦国のお姫様役。

この映画が映画ファンからはそれほど高評価は得られていない。それは致し方ない。アニメですでに高評価なものを実写化してさらに上手くことはほとんどない。見ていて心地よくない映画で残念。

さて、小柳氏によれば「新垣結衣は普段から『今回の芝居は自分でも褒めてあげたい』みたいな発言はしない」らしい。
「ないですね(笑)。褒めるまではいかないんですよね。いつもちょっとほっとする。『あ、できてよかった』ってほっとするぐらいなんですね。シーンとか芝居に納得ができても、自画自賛っていう感じじゃなくて、ほっとするんですよ、ほんとに」
新垣結衣の控え目な性格を知れる発言だ。新垣結衣はよく同世代の長澤まさみと比較される。この二人は同じように10代中ごろで突然人気女優になってしまったという経歴が似ている。

新垣も長澤も20代のころは自分の演技にはあまり自信を持てていなかった様子。とくに演技の勉強をしてきたわけでもないので仕方がない。
共に30代に達した今、テレビドラマではガッキー、映画女優としては長澤のほうがそれぞれ少しだけ上回ってる…という世間の評価かもしれない。

新垣結衣は「OKテイクは自分が決めるものではない」という信念を持っている。
「今もできあがったものを見て、もっとこうすればよかったって思うこともありますけど、それがいいか悪いかっていうのは映画が公開される日がきて、お客さんが決めてくれることなんだろうなと思うんですよね(笑)」
そう変れたきっかけは、「演じていてほんとうにわからなかった役」があったから。しかも監督が現場で何も言ってくれない。ガッキーは監督に「あの、妥協してるんじゃないですよね?みたいな(笑)」「新垣結衣にできるのはここまでだって思われたんじゃないかって」

どうやら、新垣結衣がそんな現場を体験したのは「コード・ブルー」だったらしい。監督からすれば他にも若手の役者が多くて新垣ひとりにかまってられなかったのかもしれないけど。
「不安を残しながらやってたら、楽しくないなって途中で気付いたんですよね。自分で自分を見るのと周りの人が自分を見るのとは違うんだって。」
とわりきってから楽しくなって不安もなくなったそうだ。

で、「役を演じることが面白いと思えるようになった」「笑ってることも増えました」というのがこの「BALLAD」期。

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