2018年8月19日日曜日

長澤まさみ「古沢さんのセリフは覚えやすい」

プラスアクト2018年6月号を手に入れた。長澤まさみの「コンフィデンスマンJP」に関するインタビュー&グラビア記事があったから。250円でゲット。

グラビア4ページ、インタビュー2ページという内容。肝心のグラビアがこんな衣装にこんなヘアスタイルという、男ウケのまったくない新鮮さの何も感じられないグラビア。
顔のアップになってるか立ってるかしゃがんでるかの違いしかないというもの。これは買わないでもよかったかもしれない。

この雑誌はバックナンバーも販売されているようなので詳しくは紹介しないが、まさみが古沢良太脚本について語っているのが新鮮かと思う。
「歩きながらセリフを考えるっておっしゃっていました。だから、セリフが生きているんだなって。古沢さんの台詞は覚えやすいんですよ。」 
「それはたぶん、喋りやすい口語として、ちゃんと書かれているから。説明ゼリフだとしても、口語で考えないと、喋りにくい台詞ってあるんですね。でも、古沢さんの台詞はスッと入ってくる。難しい内容を話していたとしても喋りやすくなるんです。」
古沢脚本が俳優たちにっとっても人気がある秘密はそこにあった。

だが自分は、まさみが中堅女優として立派に対等に論理的にセリフというものへの考えを述べていることにも感心した。

あと、ダー子のキャラづくりのために現場ではテンションを高いままに保っていたのに、取材のとき小日向さんから「時々うるさいなって思う」と言われてた。
「誰よりもテンションが高いのは小日向さんだった」「英国紳士って設定はどこにいっちゃったんだよ」とまさみは反論。

その一方で「小日向さんは劇団で培ってきた、あらゆる技術を持っている方。盗むところがたくさんあるので、勉強になることが多かったですね。」ともフォロー。
まさみはベテラン俳優との共演を毎回こんな感じで自分のものにしていた。感心。
「(3人は)性格的に似ているなって思いました。つかず離れず、人のことは全然気にしない(笑)。それぞれがマイペースだったので、現場には、とても居やすかったです。」
そして、まさみが仕事を引き受けるオファーの基準は「脚本が面白いかどうか」だとも語る。そうすることで「自分がいいと思ったり、信じてやったと言える作品が出来るようになりました。」

まさみに仕事を選ぶ権利のなかった時期のドラマが不評なのは仕方がないことだった。キャストが先に決まってダラダラとアテ書きするようなドラマが面白いはずがなかった。
「意欲は増したかもしれません。とはいえ、お芝居に対しては仕事という感覚のほうが私は強いので、楽しいというよりは、疲れたなとか大変だなっていうほうが大きいです(笑)。」
女優としてのまさみは常に真面目。ここ数年、多くの若手からも慕われるようになってるし、なにより若い女性ファンが増えた。
とくに「コンフィデンスマンJP」(6月度ギャラクシー賞を受賞)が評価され、長澤まさみを再発見した人が多かったのは、まさみオタとして、自分にとっても喜び。
自分から言わせるとまさみは10代のころから信条は変わっていないわけだが。

PS. どうやら映画版「コンフィデンスマンJP」の撮影が始まっているようだ。

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