結局やっぱり齋藤飛鳥

本日8月10日は乃木坂46の新エース齋藤飛鳥の20歳のバースデーなので何かぐだぐだ書いていく。

今年の夏は30年に一度あるかないかという自然災害級酷暑だったのであまり外出する気分になれず、なのでブログネタストックが枯渇。
仕方ないのでそういうときは坂道グループの話題でもするしかない。

自分、「乃木坂工事中」という番組でしか乃木坂に触れていない。これではファンとは言えない。どうでもいいムダ知識だけどんどん蓄積していってしまった。

自分が第三者として傍観していて、やっぱりこの子が今の時代を代表するアイドルの頂点だと感じている。細くて小顔。親しみの持てる神秘の可愛らしさ。それでいてテンションの低さと暗さ、言葉使いの悪さというギャップ。

自分は2016年1月から乃木坂ウォッチャーなのだが、過去映像をどんどんさかのぼって観て行った。動画サイトがある現代ならではのことだな。
リアルタイムでは知らなくても、自分は齋藤飛鳥を13歳の中学1年生のときから見ていると言って間違ってない。
なので齋藤飛鳥が20歳とか聞くと驚き困惑し、たじろいだ。こうして自分は歳をとっておじさんになり死んでいくんだな…と。

とにかく齋藤飛鳥という人の発言が毎回軽くショックを受けるほど新鮮ｗ　中学2年生ぐらいまでジュースの缶が開けられなかったというエピソードには驚愕。

理由は「爪が全部剥がれそう」だからｗ　こどもというものは人に説明できない独自の恐怖心のようなものを心にそれぞれが持っているのだが、中2まで缶を開けることを自分でせずに他人に任せていたことがすごい。
ちなみに朝食も毎日母親にスプーンで口に運んでもらっていたことをカミングアウトしたときのざわつきははんぱなかった。

瓶を栓抜きで開けることも、缶詰を缶切りで開けることもできない。

そしてもちろん料理もできないし米を炊くこともできない。唖然としたわ。
（缶詰を缶切りで開けるのは、今の子供たちにとってはかなりハードルが高いらしい。やったことがないという子がメンバーにも多く存在していたのも驚き。）

美少女なので誰も強く突っ込まないが、おそらく齋藤飛鳥は乃木坂メンバーで一番のポンコツ。乃木坂メンバーになった後も、泣く飛鳥を他の誰かが「あー、よしよし」と甘やかして育てた。かわいいんだから仕方ないｗ　そんな子がセンターをしているのが乃木坂。だから特別。

これは坂道グループの子に多い現象だが、飛鳥も致命的に国語力がなかった。「秋の味覚」と言えば？という全員一致させるクイズでひとり「まつぼっくり」と異次元回答したことは伝説。「味覚」という言葉の意味がわからなかったらしい。

「毛細血管」と解答させる理科問題では「焼肉！」と解答をしてしまう始末。「だって網目って言うから…」と意味不明な言い訳。文部科学大臣は即刻辞任レベル。

飛鳥はちょっとした高さの走高跳もできなかったし、ラジオ体操もできなかった。最近になって泳げないことまで発覚。そんな子が学校でいったいどのように過ごしていたのか？
中学では学校に友だちもいなかったらしく、そのへんを想像すると自分はちょっと泣きそうになる…。

飛鳥ちゃんはそんな無知な自分を悔しいと思ったらしく、読書をするようになったことは最大限に褒めてあげたい。
貫井徳郎に始まって安部公房、トルーマン・カポーティやアルベール・カミュを、おそらくすべては理解できないにしても、読み続けるということは大切。

自分も大人になって初めて理解できたことだが、一番重要な科目は国語だ。国語力がなければコミュニケーションもとれないし他教科の問題理解もできない。

自分も高校まで国語には悩まされた。「正しいものを選べ」という指示を「先生たち大人が子供に求める正しいものを選べ」だと勘違いをしていたからｗ　自分の場合、暗記が人よりも得意だったのでなんとか大学までは行けた。
ぐだぐだ教科書を読んで主人公の心情を考えさせるような授業より、数学のようにひたすら技術とロジックとしての国語を教えてほしかった。言葉を限定的に厳密に使えるようにひたすら暗記することこそ大切。

先日「ＥＸ大衆 2016年5月号」という古雑誌を齋藤飛鳥が表紙だったので買い求めた。付録欠落で100円だった。
火を通さない海鮮系はダメだという飛鳥が、イクラだけは食べられるようになった理由が面白い。

仕事が終わってみんなでコンビニに行った時、誰か忘れてしまったんですけど、「今日はがんばったからイクラのおにぎりにしよう」と言ってたんです。「がんばった人はイクラを食べるんだ！」と思って、後日、「今日はがんばったな」という時にイクラと鮭が入ったおにぎりを食べてみたら美味しくて、「これががんばった味なんだ」と感じたんです。いまはがんばった日はイクラのおにぎりを食べることにしてます。

イクラを食べるのはひとそれぞれで「がんばったからたべる」ものじゃないぞｗ
渡邊理佐も、長濱ねるが「例によって」という言葉を使っていたから今度使ってみようって言ってたのもそうだけど、女の子は他人の影響を受けやすいな。

あと、小学3年生までは「みんなと仲良くて、自分からひとりでいる子に声をかけたりする子」だったという飛鳥。やはり芸能活動をすると周囲とギクシャクしていく…

中学校では仲良くなる子もいたんだけど、みんな元気なのがしんどいなと感じてきちゃったんです。中1の夏に乃木坂46のオーディションに受かってからは、学校に行けない日もあったから距離ができて。仲がいい子はいたはずだけど、いまは覚えてないんですよ。 

アイドルは好きだけど、女子の集団は苦手だし、人見知りしてしまうんです。HKT48さんと一緒になった時も、ほかのみんなは写真撮ったりしてたけど、私は誰とも目を合わさずにうつむいてました。

ここを読んで泣いた。「君の名は希望」「今、話したい誰かがいる」はこういう子がいるからこそ生まれた名曲だな。

そして同時に「ＥＸ大衆 2017年5月号」も齋藤飛鳥が表紙だったので買い求めた。こちらもやはり付録欠落で100円だった。

独りで行動することが好きな飛鳥ちゃん、突然思いついて自分で新幹線の時刻を調べホテルを予約し金沢へと一人旅をしたエピソードが語られている。ただひたすらまる1日、兼六園にいたという…

美術館が自分の中ではメインだったんです。翌日の朝一に美術館行きのバスに乗って、「そういえば、何時に開館するんだろう」とスマホで調べたら「本日休館」と書いてあって（笑）。絶望の淵に立たされました。「なんのために金沢まで来たんだ」と思いながら、ひがし茶屋街を歩き回って旅を終えました。

すっごく親しみの持てるエピソードだ。自分も昔リュックひとつでヨーロッパを旅したとき、ルーブル美術館とギリシャ鉄道でストライキに遭遇し丸1日予定を失ったときがあった。飛鳥と同じようにただひたすら街を独りでウロウロしかしなかったわ。

あと、坂道AKB「誰のことを一番愛してる？」MV撮影の話が興味深い

最後に平手ちゃんが挨拶に来てくれたけど、ほかのグループの方とは誰ともしゃべることなく終わりました。盛りあがってる場所から離れちゃうクセがあるんですよね。先生の近くでみんなが練習してるところからも離れ、メイキングのカメラにも見切れちゃいけないと思ってしまう（笑）。

飛鳥はグループを代表するメンバーになってもまだ自分からは誰とも話さず挨拶にも行ってなかった！ｗ　

そして諦念。飛鳥はアイドルの世界に期待して飛び込んだものの、最初の数年は期待を裏切られ続け、この境地に達した。

世間の方に（乃木坂の）みんなのよさがどこも捻じ曲がることなく伝わればいいなと思ってます。 

自分のことが捻じ曲がって伝わるのは、「もうしょうがない」と思ってるので大丈夫です。

齋藤飛鳥が今一番面白い。本人はいたって真面目なつもりでも言う事と行動が面白い。