2017年8月6日日曜日

FLOWER FLOWER @オハラブレイク2017

福島県の猪苗代湖畔天神浜で3日間開催されるオハラブレイクという野外音楽イベントに8月5日のみ参加してきた。FLOWER FLOWERの2017年夏フェス第1弾!

でもやっぱり猪苗代湖は東京から遠い。昼頃に着ければいいやと考えていたのだが、なにぶん初めて行くイベントなので勝手がわからない。駐車場と会場の距離とかテントのこととかいろいろ心配だったので、いつものライブ友と朝5時出発。

会場最寄りのコンビニで朝食を買って天神浜を目指したのだが、これが道がよくわからない。狭い道をぐるぐる迷う。

朝9時ごろ、開場入場ゲートのすぐ近くの駐車場を確保。開場は10時なのにすでに40組ほど既に並んでいる。
都心よりは気温が低いようだが、それでも太陽光線が肌を刺す。フラフラ青タオルを頭にのせた人がちらほら見えた。
我々は開場10分前まで車で仮眠をとる。

時間になると簡易テントとゴザを持って並ぶ。リストバンドを受け取り場内へ。地面が砂でフカフカする。
事前に予想していたのだがテントや敷物は各自がなんとなく空気を読んで邪魔にならないステージから適度に距離のある場所に設置する。場所を確保したので横になってゴロゴロ過ごす。
この日はひたちなかでもロックインジャパンフェス初日がスタートしてるけど、オハラブレイクは人もそれほど多くなくて、暑すぎなくて快適。

このイベントは2ステージで回している。小さいほうのステージ「猪苗代野外音楽堂」は人気アクトだと足の踏み場もなくなるのだが、シートをステージ前に敷いて、人が増えても空気を読まないでシートや椅子そのままって人が多い。アラバキとか岩見沢とか、地方のフェスは空気を読まない人がわりと多い。

12時になると浜のほうでサニーデイ・サービスが始まったようなので慌てて起きて出かける。行ってみると前のほうはFF青タオル持った人が多かった。開場から2時間そこにいたのか?!
自分、曽我部恵一バンドは何回かフェスで見たことあったけど、サニーデイ・サービスは今回が初めて。いちおう代表曲のようなものは知ってる。
乃木オタにはラーメンウォーカーTVの人!として知られている(?)田中貴さんがベースを弾いている姿を実際に見たのも初めてw
ほとんどMCなしで50分のステージをやり切った。「晴れたね」「ありがとう」ぐらいしか曽我部さんは言わなかった。夏の野外なので1曲ごとに慎重にチューニングをしていた。

サニーデイが終わるとすぐにGLIM SPANKYへ。2ステージが遠くなくてすぐに行けて良い。
この日はギター2本のみアコースティックセット。
バックには猪苗代湖が広がっているのだが、長野県の山と川で育った松尾さんはつい「海が見えてよい場所」と言ってしまい、慌てて「みずうみ」と言い直していた。長野出身者にとって猪苗代湖のような湖はほぼ海。
30分ほど聴いたところでラブレイクステージのフラワーフラワーが気になり始めて移動。とは言っても2ステージはすぐそこなので客の集まり具合は目視で把握可能。
これが、GLIM SPANKYの演奏が始まって30分ほどの時点でのFLOWER FLOWERのステージ前。おそらくフラフラだけを見るために集まったガチ勢。たぶんフラワーフラワーのライブ史上、もっとも遅れて行っても近くでよく見えたライブに違いないw
この小さいステージがバックに磐梯山、左手に猪苗代湖、砂浜に青い空、シンプルで質素な飾りつけ。そして、バンドがよ~く見える高いステージ。素晴らしい!

サウンドチェックにyui登場。え?赤ピンクのシャツに模様の入ったモノトーンのロングスカート衣装に、黒髪をさらさらと風になびかせていた。

もうyuiからは完全にカワイイ女の子成分が抜けきっていたw オトナのイイ女感のみw
スタンドマイクの高さを調整しながら「ホッ!ホッ!ホ!」とマイクチェック。リハでは「席をたつ」をやっていた。

「こんにちわぁ~、フラワーフラワーでーす!」とyuiの挨拶でそのまま本番ステージがスタート。目視した結果、ステージ前聴衆は300人ぐらい?
「元気があれば?!」とアントニオ猪木のネタをオーディエンスに振るyui
「あ、泳いでる人がいる!」とユルい雰囲気のまま楽曲のイントロが始まる。yuiはギターレス。

ぴこぽこぴこぽこ…、あ!?これは「色」収録の「夏」だ!2014年の夏に初出して以来の、公開の場所での世界初演だ!
「声を~出してみるのさ」、おおぉぉ、青い夏の空の下でこの曲を聴けるって、最高かよ!だ。
実は、ちょっとこの曲は今回のライブで自分は予想していた。大阪と東京・恵比寿でのワンマンで「冬」をやったから。今度は「夏」に違いないと。

続いてアコギを構えると「スタートライン」を持ってきた。
ふ~う~う~♪と熱唱している箇所でyui「トンボがいる!」と、そっちに気を取られた子供のようにみんなに指摘w
猪苗代湖畔でとくにトンボは多いと感じなかったし自分は見てない。だが、このトンボはyuiのマイクにのみとまりに来た。

次はエレキに持ち替えて「とうめいなうた」へ。

「熱中症だいじょうぶですかぁ~」と最前のオーディエンスを気遣うyui
そして最初のMC

「今日来るとき渋滞に巻き込まれてしまってギリギリに来た」
「SAで時間がないのでトイレ休憩だけですぐ行こうってなった」
「けど、むらじゅんがなかなか出てこなくって…、OPP?」
話すようなネタがないあまりに、ついこんな話をしてしまうyui、むらじゅんが下痢ぎみなことをバラしてしまう。

客の反応がイマヒトツと感じたのか「これ、スベるやつ…」「あ、バーベキュー、キャンプサイト、楽しそうやな~」と話題を変えようとするも、再び
「むらじゅん、お腹だいじょうぶ?」と聴いてみるも、
む「公共の場!(怒)」と強いツッコミw

続いて「宝物」を、そして、まふまふのウッドベースイントロから「神様」へ。とてもジャジーな大人の音楽。そして「マネキン」を披露。

さらさらと髪をかき上げながら「まだまだ行けますか?!イェイ!」と叫びつつ「月」のイントロへ。そして「素晴らしい世界」では「みんな大好きだよー!会いたかったよー!」と叫ぶ。「こんなんでよかったのかな~?」「オハラブレイク、サイコー!」

「炎」ではハンドマイクで手を振りながらステージを歩き、まふまふにマイクを突きつけるなどの、きっと予定にない行動に、まふまふ苦笑い。

そしてなんと、ステージ最前に腰かけるyui
ヒラヒラスカートなのに途中で脚を組み替えあぐら姿になってしまった。
たぶんこれも予定にないyuiの思いつき行動。風でスカートがまくれないかヒヤヒヤしたw

しかもこの日のステージは両サイドにヒマワリの花が飾ってあった。かつて武道館でヒマワリが持ち込まれることが禁止されたことを知ってる人には胸熱w

最後になぜか「キレイな人が多い」「かっこいい人が多い」と聴衆を褒めるyui。
そういえばこの日のライブは今までまったく経験したことのない、みんなの笑顔が印象的なとても楽しい良い雰囲気だった。
そして、まふまふがスマホを取り出してステージ上から記念写真。これはツイッターでも公開された。自分はむらじゅんの頭に隠れたPAの横あたりにいたので写ってないw

FLOWER FLOWER オハラブレイク2017 猪苗代湖畔天神浜 8月5日セットリスト
01.夏
02.スタートライン
03.とうめいなうた
04.宝物
05.神様
06.マネキン
07.月
08.素晴らしい世界
09.炎
なんと9曲という夏フェスにしては多めの曲数。「夏」が聴けた段階でこの日の客はチケット代と交通費の元が取れただろうw
それにしてもyuiはもう完全にキレイな大人の女性(人妻)になっていることを思い知った…。もう汚れたジーンズにTシャツ姿のYUIは見れないんだろうな。
フラフラが終わるとそのままスニーカーを脱いで猪苗代湖へ入ってみた。気持ちいい!
藤原さくらのステージを後方から聴いた(見た)。夏フェスのステージにバックを遮るものは必要ないなって思った。
猪苗代湖、ほぼ海w 

その後、もうかれこれ15年は聴いてるラブサイケデリコを人生初の生体験!猛烈に感動した。
「LADY MADONNA 〜憂鬱なるスパイダー〜」とか「Freedom」「Your Song」とか、昔からよ~く聴いてたし。最近の曲はよく知らなかったけど。

猪苗代湖の対岸に夕日が沈む時間に独りエレカシ宮本。
え、ノープランなの?!っていう、ややグダグダ感のしたステージw
だいぶ昔の曲をやってたけど、宮本浩次がNHK東京児童合唱団に在籍していた時代の、知る人ぞ知るNHKみんなのうた「はじめての僕デス」もアコギ弾き語りで披露。新曲「風と共に」も披露。
自身のバイト歴を話してた。ダイエーって赤羽のダイエーかな?w

これが自分にとって今年の夏唯一の音楽フェス。十分満足した。
11日のロックインジャパン、19日のサマソニ大阪は何か別のことをするか自宅待機。

4 件のコメント:

  1. 初投稿です。
    福島在住で、オハラ参戦させていただきました。

    これまでYUI時代の仙台ワンマンを一度、フラフラになってからRIJに一度参加しましたが、今回は一番伸び伸びしているように感じ、すごく幸せでした。

    私もGLIM SPANKYの終了予定10分前に移動を開始したんですが、それでもとても良い場所を取ることができました。小じんまりしたフェスの素晴らしい点ですね。

    久しぶりに生演奏を聴いて、改めて心に、感情に訴えかける訴求力という点で唯一無二の存在だなと再認識させられました。可聴域外の音に秘密があるのかも。

    このブログは、貴重なyuiさんの情報源としていつも楽しく拝見しております。ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。

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  2. YUI時代から!自分も初めてYUIを見たのは仙台でした。
    予想以上に小さな野外音楽イベントでした。RIJF.だとあんなに近くで見るには相当に苦労するはず。RIJFの客は暑さと人の多さでもっと殺伐としてるw
    FFになってから情報発信をする人がとても増えた印象。

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  3. いままで観たFLOWER FLOWERのライブでいちばん楽しいステージでした。若い観客が多くて「YUI時代には観たこと無かった」「FLOWER FLOWER初めて生で観れた」「yuiさん綺麗だな」そんな声が聞けました。YUI時代の観客の必死さが無くなって、ステージを楽しむ幸福感が溢れていました

    神様のアレンジも変わっていて、その日その場所でしか体験出来ないライブステージはFLOWER FLOWERの一番の魅力かもしれません。

    私はエレカシファンでもあるので、充実した最高の一日でした。

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    1. 最高かよ!って雰囲気でしたよね。やはり猪苗代湖は遠すぎたのか予想してたより人がいなくてのどかでした。ライブ終わって数歩歩いた場所で泳げるって環境がすごい!
      今でも「YUI初めて見れた!」って人が多くてうれしい。

      エレカシの宮本さんは赤羽出身なのでいちおういつも気にしてます。

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