友井羊「スープ屋しずくの謎解き朝ごはん」(宝島社文庫 2014)を読んだ。友人が持っていたから。ジャケから察するにラノベミステリー。BOの108円の値札が貼ってあった。
ヒロインは29歳OLなので、この手の本にしては大人の読者にも対応。
オフィス街に朝6時に開店してるスープ屋を見つけた!
そこの店主が30代半ばで感じがいい!
スープがおいしい!
ちょっと事情を話しただけで事実関係を把握して優しく教えてくれる!
こどもがいるのかよ!
という感じでストーリーが進んでいく。
事前に予想した通り、化粧ポーチがなくなった!指輪がなくなった!という日常系謎解き。ま、どうでもいいw フジ月9にありがち人情ドラマ。
だが、第3話は雰囲気が違う。ややヘビー。母と妹がモデル体型で美人なのに、自分だけ太っててダサい…という姉の決意のダイエット。だが、終盤に読者はダマされていたことに気づく。たぶん叙述トリック。マトモな人とそうでない人の違いは見えにくいw
そして終章。なかなか話がよく見えてこない店主の過去の話。とつぜん婦人警官が登場?
そして10歳の娘の友だちとの謎の行動。え?これ、映画化してもいいような重いヒューマンドラマ系。
そこそこ楽しめた。2時間ほどで読み終わった。高校生ぐらいの読者には薦められる。
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