2017年4月9日日曜日

本田翼 「少女」(2016)

本田翼山本美月という当代きっての人気モデル女優W主演で映画化された「少女」(2016 )がやっとDVD化されたので見る。

この原作は湊かなえの「告白」に次ぐ第2作。原作も相当に売れたらしいけど、自分は何も予備知識がない。まだ1冊も湊かなえを読んだことがない。

本田翼によれば「この役を得たことは大きなチャンス。これまでに経験したことのない役柄だけに不安も感じた」とのことだが、原作者・湊かなえの「ぴったり!」とのお墨付きも得た。そして、山本美月との共演はこれで4度目だという。

唯一の不安が、三島有紀子の過去作があまり自分と合ってないことだが、期待して見る。
予想はしていたのだが、ダークおかっぱ半目ばっさーがチョイブスw 

いきなり冒頭で劇中劇?呼びかけ?精子と卵子?なんだかGTOでのばっさーを連想する。
いきなり水中に飛び込む。なんだ、このシーン?現実と虚構で見る側を煙にまく。「劇場版零」のような雰囲気。

授業中に熱にうなされたかのように小説の原稿をカリカリ書いてるばっさー。現国の教師が児嶋だよ!女子たちからクスクス笑われてるシーンを見て乃木坂欅坂を連想w
コイツがばっさーの原稿を盗んで盗作して入賞した作品をコピー配って自慢してる意味が分からない!w って思ってたら、やっぱりヘンタイ教師かよ!

教室内の本田と山本が突出しすぎてて、他の女子生徒がリアル高校生感がはんぱない。

「死体を見たことがある」という転校生に対し、「死ぬ瞬間を見ないと意味がない」という本田演じるヒロイン由紀。
このシーンを予告編で見て自分はてっきり学園内サイコスリラーなんだと思っていたのだが、それはとんでもない予告編サギだった!w ヒロインが多少文学の才能があるだけで普通じゃん!w 

ヒロインがため込んだ怒りの感情を、夕食の魚の煮つけの目玉を箸でぶっ刺してぐりぐりやってる白目むいてるばっさーを見てコント臭を感じたw それに声が低くてびっくり。
本田はもともとギクシャク演技が気になるのだが、さらに気になるシーンの連続だった。
変態教師児嶋のパソコンを盗み不正アクセス。なぜ他人に見られる可能性のある屋上で?意味わからん。

認知症ババァが寝ている間に濡れたハンカチを顔面に掛けるとか、ブチギレられて当然だろ。木の平たい棒のようなもので打たれてあんな傷ができるとか、よっぽど力が強い。
あんな演説口調で精力的な認知症ってある?まったくぼんやりしてない。内容に注意が向かないように何かブツブツ喋ってる程度でよかったのに。

一番面白かったのがキリスト教系団体の病院慰問読み聞かせでのばっさー。ハッピーエンド改変版「赤ずきんちゃん」に「ありえない…」とつぶやくばっさー。そして、「じゃあ次は由紀ねえさんの番ですよ」に対して「えっ?!」の声が超低くて笑った。このシーンのヒロインが普通の子に見える。完全にコント。

一方で山本美月は剣道特待生だったものの怪我で足を引きずるイジメられっこ。だが、それは偽装。駅を降りてフツーに歩いて自転車を元気にこぐw 最初の驚きポイントだった。
体育の補修で特養老人ホームでボランティア活動。ここで稲垣吾郎ヘルパーと出会う。
由紀の認知症ババアが大福を喉に詰まらせて倒れてるのに右往左往して何もできない特養ホームってなんなの?

中盤は何も起こらない退屈な女子高生の夏休み映画に変貌。途中で「早く終わってくれ!」って思ったばっさー映画は初めてだったw 
いちいちいろんなシーンが安っぽく退屈で存在する意味がわからない。だらだらと弛緩しっぱなし。とてつもなく地味で退屈な映画。

総入れ歯老人とか酷く醜く描いてる。ヘルパーのおばさんたちが悪口を言ってたりとか、醜悪なものばかり見せられる。
難病の子とのふれあいとか、情報を得るためにエロオヤジに接近とか、どう着地すんだよ?って思って見てた。稲垣と息子の病院での再会、え?なんでそんなスカし方?

この映画、てっきりタナトスがテーマなのかと思ってた。結局最後まで見ても、狭い人間関係で繋がってました…という、近年の日本のミステリー作家にありがちなヒューマンドラマにすぎなかった。

痴漢冤罪ねつ造プロ女子高生はどうなった?と思ってたけど、最後に蛇足。ストーリーとしても何も感心しない。怖くもないし深みもない。結局、自分は今でも湊かなえをナメたままw B級C級感がする。
こんなダメ映画久しぶり。何も話題にならなかったのも当然だと感じた。つまらないにもほどがある。

ばっさーはコン〇ーム開封シーンとか、そこだけキャプされてUPされそうなヘンテコ映像まで残されてしまった。あと、防波堤から海に飛び込んで濡れた制服ばっさーの胸が気になったw
真剣佑とオトナのオモチャのシーンとか、サニー千葉さんは怒っていいw

とにかく予告編はこの映画の雰囲気を何も伝えていないw 面白そうと思った自分は完全に騙された。
本田翼や山本美月が好きな人なら見る価値は少しはある。だが、他にもっと面白いものはいくらでもある。

主題歌 は GLIM SPANKY「闇に目を凝らせば」。この映画にこの主題歌はもったいないとすら思った。
自分は昨年の夏からずっとGLIM SPANKYのライブに行きたいと思っている。ずっとタイミングが合わず行けてない。そろそろ行ってみたい。

13 件のコメント:

  1. 最近の GLIM SPANKY と Drop's がライブで一番興奮します。才能と熱気が溢れていて、今ステージを観ておかないと後悔しますよ。

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  2. ミッシェル→Superfly→Drop'sと聴いてきた自分にはGLIM SPANKYは大変にどストライクでした。とくにボーカルの声が個性的。
    日比谷野音は一般で取れるかわからないけどチャレンジしてみようかな。

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  3. 最近、すべてが微妙。
    覇気が感じられない。
    吉岡里帆のように、「私、精進してます」アピールを!

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  4. たしかに自分も吉岡里帆って人の勢いを感じてる。本田はこの人に負けている…。
    校閲ガールはよかったと思うので、またあんな感じでお願いしたい。けど、若手俳優との共演も心配w

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  5. ハガレンのPRの冬まで小休止かな?ドラマやバラエティに
    出てほしいな。ライバル達に追い抜かれて周回遅れにならんようにがんばれ!

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  6. あ、そうか。ハガレンを撮ったんだっけな。マンガ実写化はたいてい酷評されるので、ちょっと恐れてる。

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  7. ハガレンまで長いな その前に10月の連ドラと映画
    番宣でテレビ出演を期待して待っことにしよ~っと…
    でも本当にばっさー不足長すぎ

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  8. 6月で25歳、もう学生役やラブストーリーのヒロインはどうかな?有村、タオ、すず、すず姉、充希、波瑠、里帆、etc
    供給多し、この際、ゲーム漫画関係のTV(CS等)MCはどうかな?

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  9. もう25歳かあ。本田には無限の可能性があるって思ってた。最近の本田はハンサムすぎるね。
    自分としてはまた山下敦弘みたいな監督に一皮剥いてもらいたい。泣かされてほしいって思ってるw

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  10. 午前3時がいつまでも代表作じゃあね・・・
    ゲーム・漫画はほどほどにして、映画や芝居・舞台を見てほしい・・

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  11. 今日から主演で始まる以前共演の堀内敬子の舞台
    でも見て見聞広めればと思うけど…
    舞台経験ある後輩の香蓮ちゃんと一緒にとかね…

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  12. 堀内敬子?ああ、ショムニの人か。ばっさーは広い世代から愛されそうだけど、話が合うのかな?
    実はばっさーはかなりファッションの流行に敏感だし語れるものを多く持っていると思う。25過ぎても人気女優でいられると思う。

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  13. 一度でいいから見てみたい、本田の主演、助演女優映画賞!  目指して頑張れ!

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