またまた関裕二本を手に入れた。「大化改新の謎 闇に葬られた衝撃の真相」(PHP文庫 2002)。
これもこれまで出てる関裕二本の別編集でライトな一冊。ポケットに入れて電車で読む用に購入。108円。
大化の改新とはいったい何か? それはつまるところ中大兄皇子と中臣鎌足の正体を知ること。小学生中学生のころ習ったこと、日本書紀に書いてあることはすべて藤原一族による歴史改竄とデタラメ。日本書紀からおかしくね?って箇所をひたすらピックアップ。
この本を読むと大化の改新がなにもありがたいことでもなくなるし、中大兄皇子と中臣鎌足は古代の英雄でなくなる。
乙巳の変クーデタは鎌足と皇子の個人的朝鮮半島外交方針によるもの。そこになんら革新的な意味合いはない。蘇我入鹿は殺される理由は何もなかった。
ま、他の関裕二本とだいたい内容がかぶっているので、大化改新にだけ興味がある人にはオススメできる。
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