2017年3月11日土曜日

サイコ(1960)

ヒッチコックの映画はいくつか見たことあるけど、この映画は有名すぎて見てなかった。
映画史上古典中の古典「PSYCHO」(パラマウント 1960)をようやく重い腰を上げて見てみた。

これ、シャワー中に女の人がでっかい包丁で惨殺されるシーンだけ、なんとなく知ってた。
たぶん連続殺人鬼サイコパスホラー映画なんだと思って見始めたら、予想を完全に裏切られた。見始めて早々に自分を見失う。

見失う?それが正しいこの映画の見方らしい。ヒッチコックも公開当時にそれを意識したらしい。

OLが会社の金を持ち逃げする話?この女が挙動不審すぎで焦りすぎ。車で移動するだけで社長や警察官、中古車ディーラーに「え?」って強い印象を植え付けまくってしまう。
そして、旧道ロードサイドモーテルに宿泊する。

まず、そこの経営者息子がキモいw
はじめは普通に世間話してるけど、はく製を作ることが趣味だとか、頭のおかしい母親の話題になってから、え?この人コワい…ってw 
宿泊先でそこの息子と母親が口喧嘩してるとか、ビミョーに嫌w
てか、この程度のことは普段生活していてフツーによくあるな。

この映画を語ると何もかもネタバレになりそうだから喋れないけど、さすが名作中の名作なだけあって面白かったわ。まったく予想の通りに話が進まないw 
序盤の展開は何もかもが伏線に見えたけど、本筋とは関係ないんかい!

ホラーだと思ってたら松本清張読んでるみたいになっていった。ぶっちゃけそれほど怖くはなかった。じわじわくるサイコミステリー。
バラエティでよく聴く怖い音楽の元ネタはこの映画だったのか!

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