石原さとみ主演の「貞子3D」(2012)もついでに見てみた。これ、貞子として橋本愛が出てるし。
これ、今日まで放置していた理由、貞子シリーズがばかばかしいからw
第1作「リング」はもちろん見た。当時としては心霊写真的なぞわぞわする演出とか新しかった。
だが、続編やらスピンオフやら、いい大人が見るような映画でなかった。もう遠い昔の記憶。
呪いのビデオテープもいつのまにかスマホで動画を見る時代に。
この「貞子3D」もパソコンで呪いの動画を見た人々の自殺が相次ぐ…という設定の話。
石原さとみは高校教師役。呪いの動画に興味津々の女子生徒からスマホを取り上げ、即恐怖の連鎖が?!と思ったら、1回お笑い動画でスカす。
なんか、開始からCGがゲームっぽい映像だった。ストーリーも脚本もマンガっぽい。「5人が同時に自殺してるぅっ!?」の死体フラッシュを見て、ちょっと笑ってしまった。たぶんきっと中高生向け映画。
威圧的な中年ダメ刑事・田山涼成の部下が、「俺、呪いの動画見ちゃった…」って仕事場に現れたときが最大の爆笑ポイント。ドブにでも落ちたんか?ってつっこんだ。
パソコンで呪いの動画を見てしまう瀬戸といっしょに逃げる石原のシーンも、四谷怪談やドリフコントといった日本の伝統芸w
じゃあ石原さとみの可愛い演技でも見ようか。生徒死亡の電話で過呼吸になる石原の演技がちょっと面白かった。石原の顔が面白くてホッとするw
だが、石原さとみはこんな暗い役よりも、軽くてキツくてふわふわテンションの高い役のほうが合ってる。
石原さとみの少女時代の子、話題の平祐奈だ!自分はこの子の演技を初めて見た。
ええっ?!なんと石原、クロスファイアみたいな超能力者だった!?超能力者石原さとみVS.貞子?何それ。
開始1時間ちょっと経って、クライマックスの貞子井戸へw 刑事と二人だけで行くなよ。そこで怪物に遭遇。
この貞子怪獣の非人間的造形はいいなと思った。いつのまにかゾンビパニックホラーになっていたけど、倒すと蝶になるとか、ロッカーに隠れるサイコホラー的展開とか、今更感。これ、どうなの?
大勢の怪物に囲まれても、どうせあの力を使うんでしょ?と興ざめ。この映画を見ると、「アイアムアヒーロー」って本当にすごい映画だったんだなって気づく。
開始から1時間20分経ってようやく貞子・橋本愛登場!w
ええぇっ!?今まで見たどの橋本愛出演作よりも、橋本愛がチョイ役。出演シーン、短っ!それ、予想外w ひよっとすると、これ以前の橋本は映画のオーディションなら何でも受けていたのかもしれない。橋本愛目当てで見るならオススメしない。
なぜか復活した瀬戸がスマホ壊したら髪の毛の塊の中から石原生還とか、ピンと来ないし意味不明。邦画独特のなんとなく情緒ホラーだった。
これ、アジア各国でも公開されたようだけど、観客はみんなポカーンとなっただろうな。日本の映画っていいものばかりじゃないねって気づいてしまったかもしれない。
悲鳴を上げて逃げ惑う石原さとみの熱演を見ると、この出来は気の毒。
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