岨手由貴子監督にとっては商業長編映画のデビュー作。脚本も書いてるオリジナル作品。
2015年度の新藤兼人賞金賞と、TAMA映画賞では最優秀新進監督賞を受賞しているというから期待の若手…らしい。
長年つきあってて妊娠したから結婚するか…というパターンを描いたラブストーリー。
菊池亜希子というモデル女優はすでに30代半ばなのだが、どの作品を見ても例外なく大して可愛く映ってないw モデルとしてビシッと決めたときはキレイなのに、こういうガサツでだらしなく気の強い女を演じたとき、自分の心にまったく響かない。
それでも目と鼻と唇の感じが俺のまさみに似ているところがあって見てしまう。ところどころでやっぱ魅力的に見える。
最初のカットからかわいくない。いつもイライラして大人になりきれない女性を、女性監督がおしゃれに撮ったものなので致し方ない。相手の几帳面男のぼんやりした感がすごい。
「どうする?うち来る?」「どうせネットするだけでしょ?」、もうなにも新鮮なこともないカップルのお互いにイライラした会話が地味に続く…。
妊娠5ヶ月めでやっと妊娠に気づくヒロインにあきれる女医(旦那の母親)。「19週目だと大きな病院には入れない」、え?そうなの?!
で、実家で産むことを選択。初めて知る相手の家族と人間模様。
妊娠するとどういうことになるか?女性目線からの「初めての妊娠」。ぶっちゃけ男としても初めて知ることだらけで新鮮ではあったが、それほど知りたくもないことでもあった。
あれ、ずっと退屈だったけど、菊池の実家のシーン、面白い。
だが、男の実家・和歌山編になってから雰囲気一変。ヒリヒリするような嫌な感じ。生死の危機!?
だが、たいしたことは何も起こらず淡々と進んでいく静かな映画。文科系女子のための映画。
キャストに臼田あさ美の名前があった。ヒロインの同僚。バンド演奏シーンもある。はぁ、やっぱりかわいい。
旦那の父・うじきつよし、こんなに老けてたっけ?うじきの内縁の妻、「海街」ですずの継母だった中村優子。
ラストの結婚式シーンに篠原哲雄監督がエキストラ参加。
音楽は「リトル・フォレスト」の宮内優里。雰囲気があの音楽そのままで好き。主題歌は大橋トリオ「めくるめく僕らの出会い」。
ちなみに、主演の中島歩という俳優は国木田独歩の玄孫なんだそうだ。見終わってから知ってびっくり。
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