次に我々は男鹿を目指して北上。男鹿のあたりは子供の頃から日本地図を眺めていて、日本屈指の秘境だなと感じていた場所。はたしてそこに何があるのか?皆目わかっていなかった場所。
由利本荘が市町村合併で出来た市なので思いのほか面積が広大。車を走らせてもなかなか由利本荘を出られない。途中で岩城という場所に「島式漁港」という謎の港を見つけた。
ぐるっとコンクリート護岸で囲われた港。中には船舶が停泊。
秋田に到達。今回の東北旅行で初めての大都市だったのだが、そのままスルー。この写真は秋田港。
そしていよいよ男鹿半島へ。男鹿がもういたるところなまはげ推し。
「なまはげオートキャンプ」で東北旅行4泊目。今日もやや風がつよい。
夜はそれほど冷え込まなかった。オートキャンプだとテントに電源を引き込めてデジカメ、スマホの充電とかできて便利。
この時期はまだキャンプをする人は少なく、キャンプ場は空いていた。
翌日から男鹿観光。男鹿は東北の人々にとってわりとメジャーな観光地らしく、多くの人出だった。
とりあえず男鹿半島の先端へ行ってみた。そこに灯台があったので登ってみた。200円も取られる。
この日の東北各地は夏日。いつのまにかTシャツ1枚になって歩いていた。
そしてついになまはげ発祥の地といわれる真山地区へ。まず真山神社へ。
なまはげという風習がどうして始まったのか?諸説あって定かでない。
自分がいまのところ一番それらしいと信じているのは、山の修験者が正月ぐらいはご馳走が食べたくて村に降りてきて、それらしい説法(説教)をした…って説。
なまはげの最古の記録は江戸時代文化年間に男鹿を旅した菅江真澄(1754-1829)が書き残したもの。
実際こんなものが夜やってきたら怖いに違いない。
で、なまはげ館でなまはげを初体験。チケットを買ってタイムテーブルを参考に公演(?)を待つ。
我々は座敷で家の主人と正月の夜を過ごしている設定。そこに突然、どんどんどん!!と戸口をものすごい勢いで叩くなまはげ!
人生初なまはげに遭遇!泣き叫ぶ子供たち!w
あとは家の主人となまはげのやりとりが現地の言葉で交わされる。
なまはげが「嫁や子供が働いていないのではいか?」と責める。主人が「まあまあ」と酒と食事でとりなす。
なまはげの挙動がとにかくデカい!w どたどたと歩く。戸をすごくデカイ音をだして開け閉めするw
これが男鹿の子どもたちにトラウマを残したなまはげ風習。電気もなかった昔はもっと怖かったに違いない。
このあとなまはげ館で男鹿の各集落ごとに異なるなまはげの面を見たりするのだが、「え?小学生の図工作品?」って思ってしまうようなヘタウマお面たち。
日本ではすっかりハロウィンが定着してしまったが、日本人ならなまはげだろっ!って思う。なまはげを普及させて渋谷からハロウィンを駆逐したいw
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