中に4つ折になった日本語解説書が入っていたので国内盤。どこを読んでも録音の年月日や初出発売日が書いてないが、おそらく1987年?の録音。
何度も再発されている盤なのでとくに珍しくもない。配信でも安価で手に入る音源だが、自分は今回初めて聴いた。
「ドラミング」(1971)はライヒが狭義のミニマルミュージックから離脱し、その後の展開を方向づけた作品…らしい。ライヒの眼差しはアフリカへと注がれる。
トトトトトトというチューンド・ドラムスの単調な繰り返しで始まって、少しずつリズムが変わる。そしてマリンバ、グロッケン。それに声、口笛、ピッコロが聴こえてくる。
非個性的で単純な反復繰り返し、そして少しずつテンポをずらしていくことで得られる芳醇な何か、そしてトランスのようなもの。
ミニマルミュージックとして古典中の古典。パフュオタでライヒを聴くって人は自分だけじゃないはずだと思う。
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