2016年2月14日日曜日

新山詩織 20th Birthday Live「20」@渋谷CLUB QUATTRO

2月10日に20歳になった新山詩織のライブのためにまたまた渋谷まで出かけた。
この日のチケットは前回のEXシアター公演後に会場で発売されたもの。
EXシアターでは最後方で見ていた我々は即チケット販売ブースに直行できたので、相当にいい整理番号のチケットを手に入れることができた。こんなことはもうないだろうから、今回はかなり前で見ることにした。よって、ライブレポとしてはとても淡白になる。

客電が消えるとステージ上に新山とサポートメンバーの男性2人。

あ!キーボードがひと目で村山☆潤だってわかった。YAMAHA S90ESにはFLOWER FLOWERのシールが貼ってあった。むらじゅんはFLOWER FLOWERのキーボード奏者。
ギターは新山のライブでおなじみの金子健太郎。そうか、この日はまたアコースティックセットでのライヴだったのか。

この日の新山の衣装はプリーツスカートと黒いTシャツを重ね着したような感じ。こういうのは言葉で表現できないので、いずれどこか音楽ニュースサイトに出たときに見てもらおう。

新山本人が事前に録音した音声が流れる。これまでの歩みを朴訥とした声で読み上げる。なんか、文化祭っぽい。
1曲目「だからさ」から5曲目「Don't Cry」までは3人による演奏。序盤から笑みもでる余裕のステージ。

池袋のサンシャインストリートで初めてストリートライヴをやった想い出を語ったのちに、6曲目「きらきら」、7曲目「分かってるよ」を新山だけで弾き語り。

8曲目はむらじゅんと二人で「Hello」。「キーボード、村山潤!」と新山が力強く紹介したとき会場から大きな拍手がとんだ。新山を聴くために集まったオーディエンスだったのだが、この名前はすでにおなじみだったらしい。前日は札幌、早朝に東京に戻る。売れっ子サポートメンは忙しい。

この日最大の驚きは新山が「私の原点」「今でも大切な曲」だと語った後にYUIの「TOKYO」を歌ったことだった。4年ぶりに披露するそうだ。オーディエンスから大きなどよめきが起こった。サポートギターのみの伴奏つき。むらじゅんは傍らで目を閉じて聴き入っていた。

驚くほどにYUIと歌い方が似ていた。自分にはそこにYUIの化身がいるかのように感じられた。YUIの背中を追う少女がここにもいた。YUIは偉大だ。YUIにはその責任がわかっているだろうか。

「深夜高速」ではサポートギターの間奏が見事すぎて、新山が歌唱の入りを間違えてしまった。そこはすかさず笑顔でやり直した。
「Everybody say yeah」「Dear friend」といった曲では「オイ!オイ!」と場内から掛け声が出た。オーディエンスの盛り上がりぶりに新山ご満悦の表情。

アンコールでは物販Tを着て3人登場。ここでむらじゅんがHappy Birthday to you をピアノで弾き始めるとサプライズでバースデーケーキが登場。マカロンとロウソクが乗ったケーキ。新山が吹き消して大きな拍手。「大泣きしてしまいました」。女子たちからも声援が飛んだ。

今まで自分は夏フェスなんかで新山の最前を取ったことがあったけど、この日は久々に遮るものがない絶好のポジションを得た。新山の頭からつま先まですべて見れた。

新山は秋田美人の系譜だなって思った。今までどちらかというとイメージ的にぽっちゃりだと思っていたけど、新山は痩せていた。弦をつまびく右手は筋と青い血管が浮き出ていた。透明な白い肌をしていた。歯は等級の高い白米のようなキレイな色をしていた。
新山詩織 2016年2月14日 渋谷CLUB QUATTROセットリスト
01.だからさ
02.ひとりごと
03.17歳の夏
04.「大丈夫」だって
05.Don't Cry
06.きらきら
07.分かってるよ
08.Hello
09.TOKYO(YUI)
10.I Feel The Earth Move(キャロル・キング)
11.深夜高速(フラワーカンパニーズ)
12.絶対
13.Everybody say yeah
14.Dear friend
15.ゆれるユレル
アンコール
01.ありがとう
02.隣の行方
客のほとんどみんなが新山を優しい暖かい目で静かに見守っているのを感じた。2016年はなんとか飛躍の年にしたい…。
来場者には帰りに新山のメッセージカードとクッキーが配られた。大切に食べようと思う。

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