2016年1月7日木曜日

映画 謎解きはディナーのあとで(2013)

これはよくあるヒットしたテレビドラマの続編的映画。本来なら見ることもない映画なのだが北川景子を目当てに見てみる。

ドラマを見ていないので何も予備知識が無い。今まで北川景子主演のドラマをほとんど見たことが無い。おそらくジャケットから推測するにコメディ的な推理もの。

映画はシンガポールの街、そして瀟洒なラッフルズホテルで始まる。何か陰謀のようなものが待ち構えていることを示す。

北川、OLみたいに髪を後ろで縛ってスーツにメガネ姿。だがなんと財閥令嬢。韓国ドラマかよ!乗る予定だった豪華客船をヘリで追いかけている。

映画で初めてこのドラマの世界に触れる視聴者に向けて説明的なセリフと出演者顔見せシーンが続く。北川は刑事だったのか。まったくリアリティがない。

かなり子供向けな展開?大人が見るにはちょっとどうなの。それに、妄想シーンでのセリフとか、北川はコメディに向いていないんじゃ?と不安になる。椎名桔平のコミカルな刑事も笑えない。竹中直人のキャラのウザさも異常。

いやまてまて。こういった映画は何も期待しないで見るのが正解なはずだが…、

でもやっぱり、このドラマに慣れ親しんでいなかったせいかもしれないけど、笑いのセンスや演出が自分とはまったく合っていなかった。生瀬と桜井のポーカーとか時間かけて見せるほどのものでもないし、無人島のシーンとかドラマのファンサービスのように感じた。無人島シーン以降は見る気をなくし流して見た。

日本の映画だと犯人は必ず悲しい過去と復讐の動機を持っていて、最後にぺらぺらと独白するのが型になってる。こんな2時間ドラマはもう見ないでいい。

宮沢りえが完全に倍賞美津子みたいになっていた。宮沢の使い方がもったいないだろ、と思っていたらやっぱり最後に意外な正体を用意していた。
甲本、六角、田中の船内スタッフの意味の無いミスリードが酷い。

景子は面白い顔を連発して可愛かったけど、映画はなかなか面白くなってくれないまま終わった。狭い客層だけを相手にしてる映画だった。

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