そういえばNHKの深夜にこんなヘンテコなドラマをやってたなあって気がするけど、自分はこの番組に一度もチャンネルを合わせたことがない。何も予備知識がない。特に見たくもなかったのだが、一緒に観る友人がこれを選んだのでつきあって観た。
え?!夏帆が出てるの?じゃあ、観る観る!
だけど…、これは観ないでよかったわ。くだらなかったし、脚本も演出もつっこみまくり。
だいたい時間と空間を自由に行き来できるなら、もう歴史の謎なんて存在しないし。
それにそんなことが可能なら未来の人々の意識も我々のそれとはまったく違ってるはず。問題解決の仕方とか、行動とか、仕事観とか普通すぎて観ている側を作り手側が何も上回ってくれていない。いろいろトホホだった。
それに、何者かに奪われた茶器を取り返すために、昭和20年の学校に侵入するのだが、これが小さ~くて、せこ~いドリフコントw
自分にとって唯一の見所は夏帆。初登場のシーンはなんとセーラー服。後々になって仕事のことで要とモメて口論するのだが「なんのためにセーラー服まで着たと思ってるんですか!」とか笑ってしまった。いろんな意味で。夏帆は「海街」に出る以前は泡沫のような映画にたくさん出てるな。なんでも仕事を受けすぎだ。
そして仕事着でボディースーツでロングヘアーをなびかせる。これが見違えるぐらいに胸がときめく♥w 夏帆、スタイルがいいな。多少はハラハラするようなアクションはある。夏帆好きには見る価値がある1本だと思う。
「真実に、密着せよ。」とあるけど、これほど不誠実な言葉もない。安土城が焼け落ちた真実…、トホホすぎて誰かに教えたい気分にもならない。
喋ることもままならない宇津井健を、なぜこんなスピンオフ映画に引っ張り込んだ?
時任三郎と嶋田久作が真面目にがんばってて気の毒。
杏 と竹山部長のふたり並んで立ってるシーン、別の生物か?ってぐらいの体型の違いが面白かった。
あと面白かったのが、行動をともにする主人公たちの前に現れて絡んでくる「戦国時代の盗賊」→「80年代の教師&ツッパリ不良」→「戦時中の軍国町内会婦人会」、目の前に現れて邪魔をする者すべてがどれもがチンピラ盗賊とまったく同じ質感と存在感だったことw
勤皇報国町内見回り婦人会の連中の目のイっちゃった感じがリアルだった。
あと、矢がひゅんひゅんと音をたてて飛んでくる表現が良い。見ている側も身構える。
主人公はジャーナリストだそうだが、映像には中東などの紛争地で命と引き換えに撮られた映像がそれらしく映像表現として取られているなと気づいた。
脚本は酷いと思ったのだが、友人が言うには、テレビ版を観てる人なら「こんなもの」と何も抵抗無く観れるんだそうだ。
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