主演の4人があちこちに色んなメディアに出まくって宣伝しまくったので、この映画についてはおおよそのことは知られているかと思う。
DVD化を記念して、今回は四女すず役の広瀬すずの「海街」についての発言を拾いたい。
「実は、この映画の撮影では台本がなかったんです。撮影に入る前は、原作を読んでいたのですが、撮影に入ってからは、余計な知識を持たず、その現場の空気を大切にしようと思って原作を読むのをやめ、まっさらな気持ちで現場に入っていました」是枝監督は子役には台本を渡さないで、口伝えでセリフを与える。これまでの代表作すべてでその方法が取られている。
すでに高校生のすずを子役と呼んでいいものか?だが、演技経験が姉3人と圧倒的に差がある状態だった。是枝監督はすずに、普通に台本を与える方法と、台本を渡さず口伝え、どっちがいい?と事前に訊ねた。すずはそんな撮影はこれが最初で最後だろうからと口伝えをリクエストした。
すずは試写会で完成作を見るまで、どんな映画なのか知らなかったという。
「台本をもらっていないぶん、演じている感覚ではなく、現場に入った瞬間から自分の役に入っていけたので大変だと感じたことはあまりなかったと思います。ただ、台本がないというのは、ストーリー全体を把握できないということでもあって。前後のつながりがわからないので、自分の中で(すずちゃんは今、どういう感情でこのセリフを言ったんだろう)と考えながらイメージを膨らませて、丁寧に演じるようにしていました」この秋から映画賞レースが始まっている。この映画ですずも新人賞をすでにいくつか受賞している。出演した作品がヒットするかどうかは運不運に左右される。是枝監督との出会いはすばらしい結果を生んだ。広瀬すず、これで数年は安泰。
実際は姉と兄がいる末っ子のすず。現場でも三姉妹の綾瀬、長澤、夏帆からかわいがってもらったという。すずはオーディションで選らばれたそうだが、この四姉妹の画が映画に奇跡をもたらしたと思う。他のキャストがまったく考えられない。
広瀬すず、久しぶりに映画の主演をまかせられる10代の女優が現れた。
まだ見てない人は何がなんでも見なければいけない映画。
「鎌倉の四季が描かれた『海街diary』を観たら、きっとみなさんも鎌倉に行きたくなるはず。『海街diary』を観ていただいて、大切な人と、アクティブな夏を過ごしてもらえたら嬉しいです」鎌倉はどの季節に行ったっていい。この映画を見た後には鎌倉に行くという楽しみが待っている。自分の周囲にも「観ろ!」と言ってある。まだ行ってないピンポイントなロケ地があるので、また鎌倉に出かけると思う。
自分は都合上来週にならないと見られない。
0 件のコメント:
コメントを投稿