2012年8月に出版されたものだけど、自分が手に入れたものは翌年の第2刷。この時期の橋本は映画にドラマに大活躍中の16歳。橋本は1996年生まれだから、自分の持ってる写真集では最年少。
いつものように好きな音楽CDとコーヒーを用意してじっくり鑑賞。自分は友人から「君は雑誌のグラビアとかもじっくり舐めまわすように見るね」と言われたことがあるのだが、そこまで読み解かないと感想とか書く気にならない。
この写真集ではミニのワンピース姿の16歳橋本愛を街中でスナップ。きまぐれ子猫ちゃん。あまりニコニコ笑顔を振り向かないおしゃれさん。
美少女ってすべての男子にとって永遠に理解不能だし神秘。それを一番感じさせる存在、それがこの頃の橋本愛。自分にとって大変にどストライクな1冊だった。
めくっていると鎌倉極楽寺付近の風景がでてきた。いろんな場所で撮ってる。江ノ島をバックに七里ガ浜では制服姿に裸足で海に。このページでは少女らしいステキな笑顔。
あっ!赤羽の近所の風景が出てきてびっくり!これ、荒川の岩淵水門じゃん!昔からよく遊んだ場所なので撮影場所がピンポイントでわかる。
中盤では髪をバッサリ切ってる様子の写真がある。ジーンズに皮ジャンというカットもある。とにかくどのページでも橋本愛が色が白くて可憐。それでいて眼力があって凛としてる。クリクリっとした目はかつての堀北真希のようだし、スターの階段を駆け上がっていく時期特有の、今の広瀬すずのようなオーラを感じる。
この本は巻末にこれまでの半生のインタビューが掲載されているのが貴重。
橋本愛は熊本生まれ。3人姉妹の真ん中。(ちなみに、堀北真希は三姉妹の長女。新垣結衣は三姉妹の末っ子。)
以前から自分には橋本愛は一人っ子のような印象を受けていた。このインタビューにその答えがあった!以下一部のみ引用
橋本家は今でもいたって普通の家庭なんですけど(笑)、実は、熊本には家が二つあったんです。実家には母と姉と妹が住んでいて、私は小六の頃からおばあちゃんのマンションで二人暮らしで。
仲が良くなくてそうなった訳では決してなく、お父さんは単身赴任だし、お母さんも働いていたので、おばあちゃんに「真ん中の子を預かってほしい」ってお願いすることになったみたいなんです。二つの家は車で10分ぐらいの距離なので、行き来はよくしてましたけど、今もおばあちゃん家に帰ると普通にホッとしますね。
どっちの家の周りも、田舎でもないし都会でもなくて。自然がすごく豊かなわけじゃないし、建物も結構あるんです。中学とかは熊本で一番の都会の場所にあったんですよ。熊本城が、教室からみえていました。
部活で校庭を走っていると、ライトアップされた熊本城が見えて結構キレイだなぁと思うんですけど、昼間はおにぎりにしか見えなかったです(笑)。姫路城とか大阪城は色がついてるのに、熊本城は白黒で地味すぎると思うんですよ。みんな、なんであんな地味なのを観に来るんだろうって不思議でした。自分は2010年の秋にライブを見るために熊本市へ行ったことがあるのだが、まさにその時期に橋本愛は熊本城の近くの中学に通っていた!
そして、少女時代の家庭の環境が今の橋本愛の孤高な感じに影響を与えたことは確からしい。
高校はギリギリまで考えた末に東京の高校へ進学。入学式当日、そこで乃木坂46の伊藤寧々と出会う。
ばかみたいにかわいくて、ちっちゃくて、でもさっぱりしてて。高校の入学式の時に会ってすぐ、「友だちになりたい!」って思いました。声をかけられたのは私なんですけど、そこからアピール、みたいな(笑)。寧々が私のことを知っててくれて、「ファンだった」って言ってくれたんです。超嬉しかったです。橋本はこう見えてカワイイ女の子大好き女優w
女性誌とかも、服よりモデルさんをみてますね。「かわいい!」「萌える!」って。「この子、モテるな」っていうのは、すぐ分かりますよ。私が男だったら絶対、付き合ってるよって思う人は、実際にモテてます。やってることがドルオタ男と同じじゃん!だが橋本、恋愛にも積極的。「告白もしたいと思ったらするほう」なんだそうだ。だが、告白されても好きじゃない場合は絶対にOKしないそうだ。「とりあえず付き合うとか意味わかんないw」ってさ。
中学生のときの橋本、もし同じクラスだったらおそらく自分は今生きていないだろうと思えるぐらいの度が過ぎる美少女っぷり。
橋本愛は中島哲也監督の「告白」(2010年公開)に出演した。実質主役クラスの大抜擢。自分が橋本愛の存在を知ったのはこの作品。このときの撮影はとても楽しいものだったという。
オーディションで頂いた役だったし、私にとってセリフのあるお芝居は初めてだったんですけど、不安とかプレッシャーみたいなものはぜんぜんなかったんです。あの当時は「できないのが当たり前」っていう、無意識にそういうスタンスがあったから、お芝居のことで怒られたりしても特に何も思わなかった(笑)。休憩時間中とか、台本を読まずに、普通に他の本を読んでました。あの時はいつでもこのお仕事をやめられると思っていたし、実際、何かあったらやめようと思っていたし。
ただ、もしも今、あの頃の自分と共演したら、ホントに大嫌いになると思う(笑)。〝あの人〟なりに真剣だったけど、プロ意識がまったくないし、周りも見えてないし、自由すぎ。なのに中島監督もスタッフのみなさんも、見放さずにすごく愛してくれて。初めてに等しいぐらいの作品で、あそこまで監督に愛されて鍛えられたことは、ホントに運が良かったなと思うし、私は恵まれているんだなぁと思いますね。このインタビューはとても面白かった。またブログとかラジオ番組とかやらないのかな。
橋本愛は初めて見たときから只者じゃないって思ってた。
中島監督の人格の酷さはかつて日本アカデミー表彰式での中谷美紀のスピーチや、「乾き」からも知っていたのだが、意外にも橋本はそれほど気にならなかった様子。
今現在の橋本はこのころとはだいぶ風貌が違ってるけど、見た目と外見だけにしか感心のないヤツらは放っておけって思う。このまま大女優へと駆け上がって行け。
いやあ、すばらしい写真集だ。自分は風景ばかり撮ってるけど、本当はこんな写真も撮りたい…。
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