この映画は実に7年以上に渡って見ようか迷い続けてようやく見た。瀬尾まいこの同名小説を北乃きい主演で映画化した「幸福の食卓」(2007 松竹)。きっと退屈な映画だと思っていた。
北乃きいは中3受験生の役。おそらく撮影当時15歳。まだ幼くて表情の変化も乏しくてプロっぽくなってなくて初々しい。母はパートしながら別居。兄は進学せず農業、家ではギター。父は仕事も父であることも辞め医大受験…。中学生のヒロイン、どこかぼんやり、ずっと浮かない顔。
勝地涼も中学生の役かよ。別居中の母親は石田ゆり子、この人はいつみても美人だな。
ある日、家族全員がみんな勝手に生きるようになったら…という話。はっきりそれとは見えない家庭崩壊がテーマのホームドラマ。微妙な家族の機能不全をわかりやすく見せないぎりぎりを行く。何を言いたいのかはっきり言わないストレス映画。
ジャケットの北乃きいのかわいさと合ってない内容。見ていて爽快になることがない。みんな思いつめたような顔してマイ名言を吐く。やっぱり退屈…。
それにしてもセーラー服にみんなおそろいの背嚢って女子中学生のスタイルはかっこ悪いし最悪だな。誰が得するんだ?これは誰のセンスなんだ?自分が親ならこんなのやめさせる。
高校生北乃と勝地がふたり一緒に帰る駅が、今年の初めに行ってきた都留の谷村町駅だ!
いいなと思ったシーンは最後数分、ヒロインが何度も振り返りながら河原を歩くシーン。主題歌はMr.Children「くるみ」。
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