2015年8月13日木曜日

小芝風花 「魔女の宅急便」(2014)

「魔女の宅急便」というと誰しもがジブリアニメ判を思い浮かべると思うのだが、今回見たのは小芝風花がキキを務めた実写版。

誰もが「なんと無謀な…」と絶句した初の実写映画化。なんと監督は清水崇。

ジブリアニメ作品が実写映画化されるのはもちろん初めてだが、角野栄子の「魔女の宅急便」が原作だから自由に作って何も問題ないはず。

オスカーの小芝風花は、今一番熱いドルオタ松岡茉優に云わせれば「ドラクエの聖なる泉」「元気を回復させてくれる存在」なんだそうだ。自分からすると、かわいいのかもしれないけど、それほど美少女という感じはしない。

ある東洋の町が舞台。ある山の中の村でキキという女の子が生まれる。この村が急峻な崖にへばりついていて、まるでチベットかアフガニスタンの集落だが、部屋の中は西洋のおとぎ話っぽい。

なんと両親は筒井道隆と宮沢りえ、どうみても日本のサラリーマン家庭。アニメ画は国籍を不明にする効果があるな。やがて少女は箒で空を飛ぶ。CGはテレビドラマのレベル。

で、たどり着く町が、アニメだと地中海っぽかったけど、この映画では瓦屋根の家のある海辺の町。日本人のイメージする無国籍だな。調べてみたら小豆島がロケ地みたいだ。
劇中に登場する文字も日本語。ジブリの世界になじんでしまうと、なかなかこの映画の世界に入り込むことが難しい。

動物園の飼育員・新井浩文が完全に頭おかしい。子どもにみせちゃだめ。
マキシマムザ亮くん似の元歌手、誰?素人?
嵐の夜に病気の子カバを運ぶことがこの映画のクライマックス…。
それいらんやろ、っていうつまんないエピソードが多い。アイデアとしてどうかな~って疑問のシーンも多い。残念ながら自分は退屈した。

2 件のコメント:

  1. ジブリのモデル地は、地中海じゃなくて、スウェーデンのゴッドランド島。
    ほら、YUI様が「YUI Sweden Special Movie」で行ってたところです。

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  2. ジブリ判はクロアチア・ドブロブニクも参考にしたみたいです。とくにモデルを決めたわけでなく、いろいろな場所の資料写真から創造したらしい。
    ゴットランドもいつか巡礼に行ってみたいって思ってたけど、もうその熱量は自分には残されていない…。

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