2015年5月15日金曜日

ゆるせない、逢いたい(2013)

「ゆるせない、逢いたい」という映画を見てみる。主演は吉倉あおいと柳楽優弥。スターダストが自社の若手たちを使って作った映画。なんだかヘビーな内容っぽくて見たくなかった。

吉倉あおいというモデルはまったく知らない。「スクールガールコンプレックス」にキツい放送部員役で出ていた。

柳楽優弥という俳優の出演作は「シュガー&スパイス」しか見たことがない。なんか自分がイメージしてたよりふっくらしてるな。

高校生ヒロイン吉倉は父を亡くした後、過干渉の厳しい母とふたりで郊外の家に引っ越す。周囲が真っ暗だと部活で帰りが遅くなると娘が心配なので、送迎するために携帯を買い与える。

やがて古紙回収業の柳楽と恋仲に。これが怖い顔した愛想も何もないチンピラ男。なぜ好意を持つ?それに駅で見かけただけで、2回目だし私服なのにお互い「あっ!」ってすぐわからないと思うんだが。どうして携帯の番号を教える?

予備校へ行くと称して男と会う。帰りが遅くなる。弁護士の母は小細工しても騙せない。母と口論の末、男と唯一の連絡手段の折りたたみ携帯を真っ二つに壊してしまう。

連絡の取れなくなった男、嫌われたと思い逆上→レ○プ→事件発覚→刑事告発→被害者と加害者→トラウマ→関係断絶…という三面記事にも載らない、たぶん日本中でよく起こってる身近でヘビーな事件。こんなドラマ、見たくないわぁ……。

加害者側の後見人と弁護士の態度がとても立派で丁寧すぎる。この手の事件ではこんな対話の場が設けられるのか?って思ってたら、被害者と加害者を対話させるNPOが協力してた。

ヒロインの演技がわりと上手。悲劇の元凶の母・朝加真由美も熱演。柳楽くんはそれほど見せ場がない。犯罪に巻き込まれる女子高生が主人公なので暗いしつまらない。デートDV問題啓蒙映画。

じつは、この映画を見た理由は新木優子が出てるから。制服姿の新木が出てる作品は見ておきたい。

新木優子。脇役なので目立ってない。70分過ぎから出番が増える。ヒロインと川でキャッキャいいながら水を掛け合う。ふたりで風呂に入ってるシーンもある。陸上部で走るシーンもある。
ノンノだと新木はカンペキ美女だが、この映画での新木はまだスキだらけの少女だ。あんまり可愛いシーンはなかった。次は新木主演の映画が見たい。もっと楽しい脚本で。
寝起きみたいな顔の新木にヒロインが語りかけるシーンはなんとラストシーンだ。
音楽は小林武史、主題歌はSalyu「ライン」。ロケは茨城県筑西市で行われたらしい。

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