「これでいいのだ!!映画☆赤塚不二夫」を見る。この映画も震災直後に公開されたために自分にその存在がまったく知られなかった映画のひとつ。昭和を代表するギャグマンガ家・赤塚不二夫と編集者の物語。
自分の世代だと赤塚不二夫の偉大さがまったくわからない。ただ、タモさんがお世話になった師匠のような人というイメージ。葬儀でのタモさんの弔辞は素晴らしすぎると伝説。
赤塚「人間は悩んだところで何も成長しない」、タモさんの「やる気のあるものは去れ」「反省はするな」に通ずる。
浅野忠信という人はけっしてテレビドラマには出演しないで映画ひとすじ。高倉健のような道を歩んでいるけど、こんなヘンテコな役も引き受ける。
堀北真希は赤塚に振り回される新人編集者。この二人にとっては挑戦だった役かもしれない。堀北真希が出てなかったら見てない。
少年サンデー編集部の男性社員たちが全員無個性で不気味。そして赤塚のスタジオが酷い。赤塚はこんなにめちゃくちゃな人だったのか。
かなりふざけた冗長なシーンが多いしくだらない。人によっては見るのがつらいと思う。多少は赤塚不二夫自伝になってるけど幻想的バカシーンが続く意味不明な映画。
温泉旅館が舞台になってからの後半が「どうしてこうなった?」というぐらい酷い。出演者たちも意味不明すぎて付き合いきれなかっただろう。誰にもオススメできない。
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