2014年11月2日日曜日

グールドのゴルトベルク(1954 カナダ)

グレン・グールドのゴルトベルク変奏曲は1955年のデビュー盤と1981年盤、そして1959年のザルツブルク音楽祭でのリサイタルの3枚だけだと思っていた。この3枚だけを聴いて安心していた。だが、こんなCDを街で280円でたまたま見つけて拾ってきた。なんだこれ?

1954年6月21日の録音?ということは、これが一番古い。グールド21歳のゴルトベルク。なんでもグールドが個人的使用のために所有していた放送用プログラムのエアチェック33.3rpmアセテート盤がオリジナルらしい。この録音はこれ1枚しか現存していない?1995年にカナダ放送協会とカナダ国立図書館とグールド協会、CBC Recordsによって初CD化されたもの。そんな前に出たんだ。ぜんぜん気づいてなかった。今回初めて目撃して認識。

それほど話題になってないなら、よほど音質が悪くて、評価が低いパフォーマンスなのか…と思っていたら、自分的にはまったく問題なく聴けるアリなディスク。どこをどう聴いてもグールド。演奏時間はCD解説書によると42:30

メチャ速バカテク、メカニカルな1955年盤より好きかも。余白に1954年と1952年に録音された平均律クラヴィーア曲集第2巻からプレリュードとフーガが4セット入ってる。

2 件のコメント:

  1. 1981年盤「ゴルトベルク変奏曲」しか聴いたことがなかったから、
    YouTubeで1955年盤を見つけて聴いてみました。
    テンポが全然違います。すごく速くて、しかも「真っ当な」超絶演奏でした。
    グレン・グールドは偏屈なおじさんのイメージしかなかったので・・・。
    1954年盤CDジャケットは、50年代の映画でよくみる反抗的な若者の髪型。
    1954年盤でも、やっぱり鼻歌、聴こえるんでしょうか?

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  2. グールドは病気のせいで老けてたけど若いころはカッコいい。
    55年盤は唖然とする速さ!先に81年盤聴いてるとびっくりすると思う。
    鼻歌はとくに聞こえなかったかな。

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