JILLE 2007年2月号 Rolling star

YUIバンドFLOWER FLOWERを知ろうと思えばYUIのことを掘り下げて知っておきたいので毎日YUI資料をあさる。もう世間はＹＵＩのことを忘れているように思えるけど。

もう全然新たな資料を見つけられないのだが、まだこれを紹介していなかった。JILLE 2007年2月号、Rolling starリリース期、COUNTDOWN JAPAN 0607出演直前のインタビュー記事。これ、以前からよくネット上で見かけていたので放置していた。

この時期のYUIの「my favorite な3枚」として

• ダニー・ハサウェイ Extension Of A Man　東京に出てくる直前に、悩んだり、不安になっている頃に聴いた、すごく思い入れのある1枚です。福岡のスタジオの方にもらったんですけど、とても励みになったんですよね」
• ベスト・オブ・ワイルド・チェリー　知り合いのバンドマンが教えてくれたんですけど、それまであんまり聴いたことのないジャンルの音楽だったので、聴いてておもしろかった。ファンクだけど白人4人組です
• ジェイソン・ムラーズ Waiting for My Rocket to Come　レコード会社の方が、興奮しながらいいよ！って言ってたので聴いてみました（笑）。車の中で流れていても違和感ないし、邪魔しないし、ポップで聴きやすくてすきですね

を挙げている。もう今から10年から15年前の音楽たち。後のYUIに多少なりとも影響を与えてたに違いない。そういえば今年の秋にYUIが上京してまる10年が経っていた。一緒に上京した金魚はもう生きていないだろうが、カメは生きている可能性が高い。

そして「Rolling star」　

アップテンポなロックなので、びっくりしちゃうかもしれないですね（笑）。エレキギターだし、しかもひずんでるんですけど、もともと、ライブでエレキをかき鳴らしたいなって思って作った曲なんですよ。歌詞は、前向きで力強い、私にとっては初の応援歌。いま、どんなに泥だらけになっていても、あきらめずに進んでいきましょうって。君は将来、輝けるスターなんだ！っていうメッセージを込めた歌ですね

このインタビューから5年、YUIは輝けるスターだったのだが、今ではスターらしいことをしていない。YUIよりも若い世代がアリーナ公演をやっているのを見ると、「どうして？」って、YUIにRolling starを聴かせたくなるけど、YUIには事情があって、それは酷だとみんな知ってる。それを言わずに待っている。

「円いもの」宣言が出てから早1年。まだ待てるけど、じりじり焦る。10月ドラマのエンディングテーマがアナウンスされたのだが、配信限定だとそれほど話題になることもないかもしれない。メディア露出もおそらくない。

ちなみにこの号でYUIはファッションページも登場。鈴木由里香＆ナライユミのペアがYUIを着飾った。この雰囲気のYUIが好きだった～。

この時期に「最近読んだ本」としてレコーディングスタジオにあった「あずみ」を読んだと語る。「深い本ですよね。」

Q「お気に入りのカフェを教えてください」との質問に、

「あまりカフェとか行ったことないので、逆に教えてください！」

という回答があったこともつけ加えておく。自宅とスタジオを往復するだけのストイックな音楽求道者だったころのYUIならでは。