自分がこの映画を見たかったただひとつの理由は、吉高由里子が見たい、それだけ。
笑いのツボは人それぞれだと思うが、自分はこの映画のコネタの嵐で1回たりとも笑えなかった。失笑すらしない。能面のように時間を過ごした。くだらなすぎた。壮大な資源の浪費だった。麻生久美子がほんの一瞬振り返るだけの役で登場。
オダギリと三浦が東京を、内容のない会話をしながら散歩するだけの映画。そこに、まるで妖怪のようなキモい人々が次々と現れる。ま、出オチが多い。
「面白いだろ?」って言ってるようなテレビCMとか、自分は速攻でチャンネルを変える。30秒ですら我慢できない。この映画はずっと「面白いだろ?」って聞いてくる。「吉高を見たい」という強い意志がなければ見るの止めてた。
吉高は相当にユニーク。吉高の場合は「変態なのかも」と思わせるところが男にとっての魅力になってる。
知ってる場所だらけだった。自分もこの映画の主人公のように日々東京を流転している。テレビドラマとか、東京の見栄えのいい部分しか映さないけど、この映画は「うわ、汚い」という東京ばかり映す。
東京を歩いていると、東京と云う街は「富とスラム」でできてるなってつくづく思う。
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