秘境のうどん 浅見茶屋

埼玉県飯能市吾野の山間に浅見茶屋という、うどんの名店がある。自分は4年ほど前の冬に、友人と二人で子の権現にハイキングに出かけ、この店に立ち寄ったのだが、その時は時間に余裕がなく、うどんを食べられなかった。注文してからうどんが出てくるまで40分～1時間ほどかかるからだ。

最近、欝ぎみの友人を誘ってドライブがてらここまでやって来た。安政年間に建てられ、昭和9年からうどんを出してるマボロシの店。

車1台がやっと通れる林道の行き止まりにある。対向車が来ないことを祈るしかない。
午前中に東郷公園で紅葉を見物した後、昼時にたどりつくと駐車場も路肩も車でいっぱい。
飯能あたりでは人気店。テレビや雑誌、ガイドブックでも紹介されている。臨時休業じゃないことを祈る。ちゃんと開店していてよかった。

上と下の写真2枚は1975年製KONICA 35EFで撮影したのだが、下に赤い光線漏れがある。
目測ピントのカメラだけど、よく撮れたと思う。

さて、注文から30分以上たって、ようやく釜揚げうどんが運ばれてきた。お店の人も恐縮している。そのぐらい待ったほうが有難さを感じる。

わお！肉汁釜揚げうどん！ネギと柚子とゴマが薬味で付く。アツアツでおいしかった～。

寒い冬の日、ここでうどんを食べるのは幸せ。西武線沿線の人は一度は食べることをオススメ。徒歩だと50分はかかる。