もう掘り返すネタの底が見えてきた。ワッツインもこれで最後かもしれない。2007年4月号での「CAN'T BUY MY LOVE」インタビュー&セルフライナーノーツ掲載2ページ。
このアルバムのインタビューは何度も取り上げてきたので視点の違う箇所を探すのも苦労するのだが、重要と思われる箇所のみ一部引用したい。インタビュアーはおなじみ藤井美保。
音楽の楽しみ方とか、頑張り方とかがどこか変わってきましたか?
曲の完成形を山に例えると、その頂上へはいろんな登り口から行けるんだなとわかってきましたね。今までと違ったいろんな景色を見られるようになりました。曲作りに対して、より自由な感覚で取り組めてるということですか?
はい。エレキが弾きたいなと思ったら、そこからの発想で曲が生まれるようにもなって。作らなきゃじゃなくて、作ってみたいという気持ちで?
そうですね。例えば、「How crazy」は、歌の掛け合いがある曲にしたいなと思って作りました。作業する中で、Aメロがカッコよくなってきて、で、Bメロがかなり飛んでるありえないメロディになって(笑)、でも、なんだかすごく気持ちよくてっていうふうに、伸び伸びとやれてます。
あれはコーラスもカッコいい。1曲目から今までにないYUIちゃんに会えた気がしました。
あ、うれしいです。去年、映画「タイヨウのうた」に出演したあと、役柄と重ね合わせてYUIってこんな人と決めつけられてしまうことも多かったんですね。それでちょっと不安にあなりました。ロック系のミュージシャンが、ディスコをやるとどんな感じになるのかなっていう好奇心もあって生まれたんですけど、予想以上に楽しい仕上がりになりましたね。
ライブで振り付けやってるところが目に浮かんだんですが(笑)。
そういえばレコーディング中、やたらテンションが上がっちゃって、〝ユーユー〟で指差すポーズやってましたね(笑)。
そんなYUIちゃんも3月26日で20歳。「Thank you My teens」はいい記念の歌ですね。
30代になるときは、20代に感謝する歌が出来るのかもしれませんね。あの歌のように、大人になりたくないと思っていた時期もありましたけど、音楽の世界に入ってからは、年齢は関係ないんだなと思うことが多くなりましたね。いくつになっても輝いてる大人の人たちを見ると、私もそうなりたいなと思う。20代になっても向上心を忘れずに進んでいきたいと思ってます。そういった出会いをくれたり、夢を支えてくれた10代に、ありがとうという気持ちでこの曲を作りました。
うーん、そういうことができたら素敵だとは思いますけど、未来過ぎてドキドキします(笑)。私の密かな楽しみにさせてください(笑)。「Umbrella」という曲も珍しいタイプじゃないですか?
サウンド的にちょっと古めの時代感が漂ってるかもしれませんね。アレンジャーさんとは、エレキにするかアコギにするかですごく話し合いました。アコギにすると、音が引っ込んでしまうかなという心配もあったんですけど、最終的にはストレートなアコースティック・ナンバーに仕上げた。これはこれで、曲の世界観としてアリだねと意見が一致しましたね。待っている気持ちの切実さが伝わってきますね。
“♪今夜も帰りが遅いね”ってとこだけ見ると、ちょっと奥様な感じなんですけど(笑)、物語を作る感覚で詞を書いたので、それもアリだなと。
曲作りを山登りに例えるのは、この時期にYUIが到達した境地。この発言は以後よく見られるようになる。How crazy のAメロBメロ構成はYUIお気に入りで自信のある箇所。
Happy Birthday to you youでの「ハッピーダンス」は2ndTour仙台→新潟間で誕生したものだが、2nd Albumレコーディング中には既に"to you you"での指差しは誕生していた!
20代から30代になる瞬間に20代を感謝する曲が生まれるかどうかは、これを読む限り消極的かもしれない。「Umbrella」のアレンジで「エレキかアコギか」で「すごく話し合った」というのは今回改めて知った。「ちょっと奥様な感じ」って可笑しい。
最後に「CAN'T BUY MY LOVE」の収録曲セルフライナーノーツから、まだ理解が充分でなかった箇所のみ引用
It's all right ●歌の中の主人公の決断に“それでいいんだよ”って言ってあげたい気持ちからこのタイトルにしました。列車や星を感じられるスピート感をうまく出せたと思います。イントロの2本のギターのフレーズ、すごく気に入っています。
Winding road ●マネージャーさんとの仕事の帰り道に渋滞したことがあって、先のことはわからない、これから曲がりくねった道だってあるさと思いました。道には迷わないで進んでいきたいですね。たとえ渋滞することはあっても(笑)。
Good-bye days ●私の曲であって、私の曲じゃないように思うこともある大好きな曲。映画「タイヨウのうた」のいろんな場面や、雨音薫として生きた日々が思い浮かびます,この作品を通して、新しいいろんなきっかけが生まれたような気がします。
Why? ●信用していたのに、浮気しているかもしれないなんて思う感情は誰にでもあること。そんなとき、人間の生み出した言葉は、本当に伝えたいことを見えにくくしてしまうと思ったことを表現しました。決して絶望の曲ではありません。
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初めて聴いたとき、It's all rightのサビはCMでも映えるんじゃないかと思って期待していたけどタイアップは無かった。
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こんばんは。
CAN'T BUY MY LOVEというタイトルを聴くと、ミッキーのものまねで、「CAN'T BUY MY LOVE買ってね」って言ったのを思い出します(^-^)
あのYUIラヂオ21は顔が子供みたいで、すっごく可愛かった。その次の22回めが機嫌悪すぎてギャップがすごかったことを思い出します。
ああ、なんか今年初旬にはまっていたことなのに、すごく昔のような気がします。
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「umbrella」は
「そんなヒロシに騙されて」(原由子)、「チャコの海岸物語」(サザン)を連想させるレトロな湘南メロディー。だから彼女が傘を持って待ってる駅も、「タイヨウのうた」の江ノ電とか、鎌倉周辺の駅を想像してしまう。歌詞だけなら中央線沿線とか池上線沿線でもいいけど。
歌の最後になって彼はもう戻ってこないことがわかるので、彼女は忠犬ハチ公状態ってことですね。切ないなあ。彼氏は死んだのかな?
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わっ、懐かしい!!って確か生まれる前ですが。そんな曲ばかり聴いて育ったので。
…言われてみればたしかに、ヒロシと入りが似ている気がします。
サザンだとやっぱり桑田佳祐さんメインで唄うのも好きですが「そんなヒロシに騙されて」や「私はピアノ」などの原由子さんが唄うものは安定しているというか、激しくないのを聴きたいときによく聴いてます。
ハラッド収録の「いつでも夢を」での桑田佳祐さんとのデュエット、かなり痺れました。あれって吉永小百合さんと橋幸夫さんのが大元なんですよね、以前まで吉永小百合さんと誰だ?ってなっていたのですが最近のあまちゃんの件でわかりました。
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>ラスカス さん
自分にも「真夏の流星に~♪」で海辺を走る軽自動車が見えた。
>hirohiro さん
すごく速かった気もするけど、フラフラを取り巻く状況は結局なにも変わってない気もする。すごくオトナなYUIが仕事の現場で不機嫌なこともあるってちょっとだけほっとする。
>川崎鶴見U さん
umbrellaのPVをつくるなら…、無難に井の頭公園駅かなぁ。中央線のイメージもあるけど、どの駅も人が多すぎて風情がない。江ノ電極楽寺駅もいいかな。あとは世田谷線。雨の中傘をさして、去っていった彼の幻影を見ている少女…。YUIにはあまりないタイプの曲。
>らんまる さん
原由子も偉大なシンガーソングライターだけど、あんまり自分はまだ知らないなあ。
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群れ、全公演レポ待ち組です…(;_;)楽しみにしてまっす。
行かれる方、楽しんで行ってくださいっ!!
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明日、名古屋へ行ってかえるまで更新できない。今回はツアーなのでネタバレには注意した内容になるかと。
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構いません、ブロガーさんのペースでお願いします。
私も少し、計画があるので。