2011年5月18日水曜日

キラキラの講師・YUI

Yui_sol2tokyo


TOKYO FMでSCHOOL OF LOCK!という番組がウィークデイに放送されているが、以前この番組でYUIはレギュラーを勤めていた。実は自分はこの番組のYUI担当回を5割ぐらいしか聴いていない。今ならインターネットラジオとか便利なものがあるが、当時は週1回の放送時間帯に生活リズムが合わずに「あ!」と気がつくと終わっていることがよくあった・・。

先日、TOKYO FM出版から出ている「SCHOOL OF LOCK! DAYS2」を古本屋で定価1,300円のところを650円で見つけたので、「出合った今が買い時」とばかりに買ってみた。はっきり言ってYUIのページしか関心がない。番組自体中高生向けなのでしょうがないが大人が読めるところがない。この本は現在DAYS3まで出ているようだが、このDAYS2しかYUIを扱っていないようだ。YUIに関する記事が7ページしかなくコストパフォーマンスが悪いので、YUIだけしか見えないオタでも買った人は少ないかもしれない。ただ、上京するときの心情をつづった詩のような独白が声に出して読みたい素晴らしさだ。以下、一部割愛して引用

上京するときギターを肩に担いでいった。
ペットの金魚とカメも一緒に連れていった。
写真は全部、置いてきた。
空港で母は泣いていた。
すごく前向きになって、楽しみだなあって思っていた。
知らない土地に行くことが、やっぱり心配だった。
そんな期待と不安が50%ずつじゃなくて、
どっちも100%あるような、そんな気がしていた。


東京では、知らない道ばかり歩いていることがすごく不思議だった。
渋谷には何でもあるって聞いてたけど、どこに何があるのかもわからないし、
電車もよく乗り間違えた。
自分は柔軟なタイプの人間だと思っていたけど、
環境が変わるのは、すごく大変。
でも、不安は不安のまま素直に受け止めて、
できることをやってみることにした。
吸収できるものは、全部、吸収するつもりで、
やらなきゃいけないことに向き合った。
通りすがりの占い師に「あなたは弱い人間だ」と言われたこともあったけど、
弱さも強さの一部だと思っている。


東京にやってきて4年が経ち、昨年、初めての武道館ライブ。
演奏しているときは、いっぱいいっぱいだったけど、
これまでずっと支えてきてくれたスタッフのみんなに感謝しながら歌った。
ライブを観に来てくれる人がいて、
幸せで単純に楽しかった。
正直、この舞台にたどりつくまで、
「頑張れ」って声をかけられるのがつらい時期もあったけど、
今になって「頑張れ」って言えるのはすごいことだなと思う。
だって、愛情がなければ言えないから。
だから、今は「頑張れ」って言葉がすごく好き。


あと、1ページだけだが、2007年10月12日のYOUNG FLAG TOUR Zepp FUKUOKAの写真が載っている。このときのセットリストはM1.My Generation  M2.Rolling star  M3.LOVE&TRUTH  M4.Driving today  M5.RUIDO  M6.Jam  M7. Highway chance  M8.Good-bye days   ライブハウスでYUIが見れた機会はこれが最後だったかもしれない。

YUIは香港でストリートとイベント会場でライブをしたようだ。ストリートにこだわるのもわかるけど、有名になった今、見るからに音楽に関心のない野次馬を相手にするYUIの姿を想像するのはツラい。言わんこっちゃない。大量の海賊音源と写真がインターネットの世界にあふれ出した。ひどいな・・・。自分は写メとろうとか録音しようとか一切思ったこともないのに。ただその場にいただけの人達を相手にするよりも、これからはお金払ってライブを観に来る音楽ファンのほうを大事にしてもらいたい。ストリートよりも完全アウェイな対バンでライブハウスにシークレットで出るほうが面白いと思うんだが。

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