2010年9月21日火曜日

オリヴィエ・メシアン 「鳥のカタログ」

Messiaen_cataloge
すごく久しぶりにこれを聴いてみた。オリヴィエ・メシアン(1908-1992)のピアノ曲集「Catalogue d'oiseaux」 アナトール・ウゴルスキ盤 ぶっちゃけ大名盤。ものすごいテンション高くて圧倒される。カンペキ! もっと聴かれるべき! 

これって発売直後に即輸入盤で買ってしまった。ジャケットもカッコイイ!当時これを他の人に見せてもみんな反応が薄かった。そりゃそうだ。こんなの聴いている人はちょっとおかしい人に決まっている。
なにせ3枚組みの長大な大作。残されたそれほど多くはない時間でこれを聴ける機会はそれほどないかもしれない。

鳥たちは神の声を伝える…って森を歩いて鳥たちのさえずりを譜面に採取したメシアン。よくぞこんな唯一無二な曲集を残してくれた。偉業だ。

けだるい夏の昼下がり ふとそこにあった教会に足を踏み入れると色鮮やかなステンドグラスが目に飛び込んできたかのような感覚。覚醒する感覚。
一度に全部聴くとどっぷり疲れるので1日1曲がいいかもしれない。
第7曲「ヨーロッパヨシキリ」なんて29分を超える大作!

これってLP時代は「鳥類譜」って呼ばれていた。ロリオ盤ぐらいしか知らないし聴いたことないけど。

La Fouvette des jardins は「ニワムシクイ」と訳されているけど、自分が学生のときは「庭のホオジロ」って聞いた。この曲は「鳥のカタログ」に入っていない曲だけど、個人的に一番好き。

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