東京湾大観音

またT君の青春18切符旅行に乗っかって出かけてきた。10時に東京駅でなんとなく合流し、はるばる内房線の佐貫町駅

昨日まで東京はとても涼しかったが、この日からまた暑い。

この日の物好きわれわれの目的は、この駅から2.2㎞離れた場所にあるモノだ。





歩き始めて早々に暑くてバテる。

日差しが強い。坂道車道歩きを30分

バカだわ～。何やってんだろ。

千葉県って言い訳できないぐらいに秘境







でた！

毎回毎回、この巨大仏とのファーストコンタクトが重要

ここまでたどり着くのにすでに登山

そして暑い！





地上56メートルの巨大な観音

昭和36年に完成

千葉県君津出身の材木商が私財をなげうって建立。当時の金額で1億2000万円かかったそうだ。







巨大仏マニアの二人

嬉々として写真をとりまくる











各階でこういう風景を見ながら登っていく

コンクリートの胎内は思っていたほどではないが涼しいものだ。

壁が結露して濡れている

途中で休憩しながら登る15階





各階にそれぞれありがたい拝むものがあります

ひとつひとつ拝みながら登っていく

七福神から薬師観音、大日如来、お釈迦様、日蓮上人、マリア観音、・・・・。ありがたいものはすべてそろっている。




幸せになれますように

これだけ拝んでいるのに幸せになれないはずがないだろう









このあたりが珠を持っている指の部分か

ひゅう～

風が強く吹いている

ちょっと怖い







15階を越えた先は螺旋階段が細くなっていく

なんだか怪人20面相を追いかけて登ってきた塔のようだ

昭和のにおいがする







こういう高さだ

地震がきたらどうする？とか不安になったけど









子供なら大喜びになる

まあ、大人もテンション上がる冒険











立体迷路のようになってきた

ひゅう～

風の音しかしない天空の白









いままで行ったどの巨大仏よりも楽しい内部

我々二人しかいなかったのでちょっと心細かったけど、そのおかげで狭い迷路を占有できて楽しかった







おそらく大観音の耳の部分

ひゅう～

いい大人ふたり

いける場所すべて行ってみて喜んでる

これはすばらしい





ついに天上界

ここが行き止まり

たぶん頭の上の尖った部分

いや～、楽しかった

なんだかちょっと不気味だったし、いい味出してた

でも、ありがたいありがたい



そして、・・・降りるしかないだろう

螺旋階段も最後はこんな幅になる











ずっとここにいてもよかったけど、もう次へ出発の時間だ。

下を見下ろすと、団体バスが4台もやってきた。みんな老人だ。

急ににぎやかになってきた。

静かに参拝できてよかった。





すごく楽しかった。

いままでの巨大仏でベスト

どうしてもっと有名じゃないのか？

オススメ！







また駅へ歩いて戻る。駅から歩いて行くのはちょっと大変だ。徒歩30分以上

内房線で浜金谷へ移動

ひさしぶりの鋸山を望む







回転寿司で軽く食事をし、浜金谷から久里浜へ向かうフェリーに乗り込む

割引の裏技で一人600円に









海ゆかば～

海の上は涼しいね

カモメさん、こんにちは

東京湾から東京湾大観音はよく見える









久里浜港　到着

バスもあるけど、久里浜駅まで歩くことにした。











途中にあるすごいもの

ペリー上陸の記念碑

これを書いたのは伊藤博文

右奥にあるのはペリー記念館

閉まってたけど





嘉永6年6月9日　ここにペリー上陸

まあ、当時とはすっかり風景が変わってしまったけど

今では母と小さい子供が遊んでいる公園だ







ペリー提督

その後、JR久里浜駅まで延々と歩いて、鎌倉で湘南新宿ラインへ乗り換え帰ってきた。
大人の社会科見学終了～