2017年8月14日月曜日

高月彩良「ジョーカーゲーム」(2012)

高月彩良の美貌に見合った役ってなかなかない。見たいような作品が全然ない。しょうがない、高月が2012年に出演した「ジョーカーゲーム」を見る。たぶん「都市伝説の女2」の1年ぐらい前の仕事。

これ、評判も散々で地雷だと思っていた。見た。その通りだった。大人が見るような内容がない。ストーリーのクオリティがかなり低い。見ていてイライラする。
「人狼」もおなじだったけど、こんなC級パニックホラーに駆り出される10代の若手女優とアイドルたちが気の毒。でも仕事がないよりはまし。
AKBの北原里英が主演なのだが、自分はこの人を「マジすか学園」でしか見たことがない。

日本の子供の学力が最低になったことを憂い、社会の厳しさを学習させるための教育プログラムと称して子供たちに殺し合いゲームをやらせる「バトルロワイヤル」型パニックサスペンスホラーをねらった作品だと思う。あんまり集中して見なかった。ちゃんと見るまでもない。
だいたい高校って義務教育じゃないし。強制参加合宿でゲームを放棄すると殺されるとかまるでイスラム国。
担任の先生が古舘寛治。「バトルロワイヤル」におけるビートたけしと同じ役。クソ大人。淡々とすっごく薄っぺらいことしか言わないリアルな高校の先生。この映画に登場する運営側の大人たちがみんなダルそ~に業務こなしてます感を出す。

どうせなら「ババ抜き」とかどうでもいいゲームでなく、麻雀とか将棋とかをする高月が見たかった。
高月が見れるということ以外に良い点のない映像作品なのだが、ラストは少しだけスカッとする。大人たちにお返しに罰を与える。

高月彩良の10代が売れないB級アイドルとC級ドラマの脇役だけで終わろうとしているのが本当に気の毒。もっと売れていい。
日本も終戦後、子供たちを戦場に送った教師たちを子供たちが血祭りにすればよかったのにって思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿