2017年8月5日土曜日

ディクスン・カー「テニスコートの謎」(1939)

ディクスン・カー「テニスコートの謎」という本を手に入れた。厚木淳訳の1982年創元推理文庫版初版。108円で発見。
THE PROBLEM OF THE WIRE CAGE by John Dickson Carr 1939
タイトルが英文だと本の印象がまったく違う。読み終わった後だとWIRE CAGEのほうがぴったりだと感じる。

テニスコートの真ん中で人が死んでる!被害者の足跡と第1発見者の足跡しかない場合、疑われるのは第一発見者。
第1発見者と第2発見者による証拠隠滅&口裏合わせの嘘で話がややこしくなっていく。

面白かったか?犯人はそれなりに意外なのだが、こういう物理的トリックは自分としてはあんまり満足度は高くない。映像で見せてくれないとイメージできないしあんまり納得できない。
第2のサーカス小屋?での殺人はとってつけたようだし、それほど納得できない。バカミスと呼ぶ人も多い。

ハドリー警視とフェル博士のケンカとか、弁護士による本当に●●の上を歩くことが可能かどうかのテストとか、笑わせるシーンがあるのがカーの特色っぽい。

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